料理は「おいしい手仕事」として、毎日の食卓が楽しくなるようなレシピが魅力の松井美緒さん。二人のお子さんを育てつつ、アスリートの奥様として忙しい日々の中で培ってきた料理の魅力についてお聞きした連載記事の第2弾です。
美緒さん「私は元々、料理はどちらかというと苦手。なので、1日何品も作るのはいわゆる”作業”のようになってしまって大変です。子どもが小さい頃はなおさら忙しかったので、とにかくラクに楽しくすることを考えていました。そこで活用したのが作りおきです。こちらのプルコギは家族みんなが大好きで、冷凍保存も可能。うちでは10日に1度は登場する定番です」
では、著書でも紹介されているプルコギのレシピを特別にご紹介いただきます!
<材料>(3〜4人分)
・牛薄切り肉…400g
・玉ねぎ(5mm厚の薄切り)…1個分
・にら(5㎝長さに切る)…1把分
・にんにく(薄切り)…1片分
★漬けだれ(作りやすい量)
・mioだれ(※)…150〜170ml
・白すりごま…大さじ3
・ごま油…適量
※mioだれの作り方は前回の記事を参照ください
<作り方>
1. 漬けだれの材料を混ぜ、牛薄切り肉、玉ねぎ、にら、にんにくをからめ、10〜15分漬ける。
2.厚手の鍋にごま油を熱し1をたれごと乗せる。時々混ぜながら火を通す。
3.お好みで、きゅうり、にんじん、みょうが、パクチー、キムチなどと一緒にサンチュ(いずれも分量外)で巻いていただく。
手順の1まで、下ごしらえした状態で冷凍しておけば、いつでも食べたい時に作りたてを出せるので、とっても便利ですね!
美緒さん「作りおきのために、まとまった時間を取るのは難しいですよね。なので私は、普段の食事の支度の時に倍量作る! という風に心がけています。うちは4人家族なので、ハンバーグなら8個作ります(笑)。タネを作った状態で半分を冷凍保存に回せば、未来の私がラクになります。冷凍できるものは多めに作っておく習慣をつければ、冷凍作りおきも自然とできますね」
なるほど。作りおきしなくては! と構えるのではなく、日常の中で多めに作って冷凍しておくスタイルなら、無理なくできそうです。
料理という"おいしい手仕事"を大切にしたい。
そんな松井美緒さんの想いをまとめた1冊。毎日の料理が楽しくなる67品のレシピのほか、テーブルコーディネートや色を楽しむグッズなどのアイデアも満載。stay homeの日々をより一層充実させてくれます。
新潟県出身。タレントとしてテレビ、CMを中心に活躍し25歳で結婚。その後15年ほどは家庭に専念し、子育てと多忙な夫を支える。生活の中で見出した料理の楽しさでセンスを磨き、自らがデザインしたエプロンやリネンなどのオリジナルアイテムを「mix&mingle」としてブランド展開中。
夫は元メジャーリーガーで現・埼玉西武ライオンズ2軍監督の松井稼頭央さん。
美緒さんが日々家族に作る簡単でおいしい料理アイデアを紹介したインスタグラムも人気です。
松井美緒さんインスタグラム:mio.matsui