【Twitterでバズったごはん Vol.17】市販品などを上手に使い、ササッと作れておいしいレシピが日々投稿されているTwitter。その中から、とくに話題を集めたレシピや便利な料理の知恵を、編集部がピックアップしてお届けします。
Twitterでバズった料理に関するツイートに注目し、多くの人の心を鷲掴みにしたヒミツを解き明かしていく連載をお届けします。第17回目に注目したのは「紅茶ゼリー」です。
今回話題になったのは、濃い目に淹れた紅茶にグラニュー糖を加えて、ゼラチンを混ぜたら冷やし、固まったゼリーをミルクの中に入れて味わう「紅茶ゼリー」。こちらのレシピを平凡妻さんがツイートしたところ、多くの方に喜ばれました。では、ツイート主の平凡妻さんにお話を伺ってみます!
ヒェェェ〜!様子を見に冷蔵庫を明けたら我慢できませんでした。「うま、うま、…うま」と夫が飲み干した夜デザートでした。もちろんおかわりもある(朝用)
— 平凡妻-巣ごもり中 (@Pokonya07310365) May 13, 2021
5分で作れます。あつあつの美味しい茶葉の濃い紅茶570ml+グラニュー糖80gに、ゼラチン12gをよく溶かして冷蔵庫で2時間→ミルクへダイブ。 https://t.co/e6DKqsfQTT pic.twitter.com/rbDAxrUCuO
−−まず、今回のレシピはどのように思いついたのでしょうか?
平凡妻さん:初夏に母が「紅茶ゼリー」を作ってくれたことを、ふと思い出したことがきっかけです。紅茶を淹れようと袋を覗いたら中途半端な分量の茶葉しか余っておらず、仕方がないのでお菓子にでも使おうと考えたときに思い出し、数十年ぶりに復活したのが今回の「紅茶ゼリー」です。小さかった頃、当時はゼリーといえばコーヒーやフルーツが主流でしたが、まだ小さかった私には「コーヒーゼリー」は大人っぽく、だからといって「フルーツゼリー」は風邪のときに食べさせてもらうものという認識があり、あまり身近なものではありませんでした。
−−温かい思い出のある、懐かしい味わいだったのですね。では、おいしく作るコツや注意点はありますか?
平凡妻さん:主に4つのポイントがありまして、それぞれを説明しますね。
1.ストレートティーに向く香りの強い茶葉を濃く煮だして使うこと
2.香りが飛ばないよう密閉すること
3.ゼラチンと砂糖は泡立たないよう静かに丁寧に溶かしきること
4.固める際、表面に浮かぶ泡はそのまま固まると口当たりが悪くなるので潰すこと
−−ちょっとした手間をかけて、よりおいしく仕上げてみたくなりました。実際にはどのような味わいでしょうか?
平凡妻さん:香りが良くて、ほどよい弾力のあるシンプルな味わいです。朝、昼、夜と、24時間いつでも「食べて、飲める」軽さがあります。
−−オススメのアレンジ方法はありますか?
平凡妻さん:リキュールを混ぜて大人の夜デザートにするのもオススメです。また、ミルクを生クリームやアイスに変えて重さを調節したり、ほうじ茶やルイボスティーなどお茶の種類を変えたりと、無限にアレンジして自分の味を見つけるのも楽しいですよ。
−−最後に、今回バズったことでどのような反応がありましたか?
平凡妻さん:「すんごくおいしいのに、とにかく手軽で簡単すぐ作れる」、「今の季節にマッチして最高!」、「カロリーの罪悪感の少ないお菓子で助かる、嬉しい」「甘いものが苦手な人にも好評だった」など、多くの嬉しいコメントをいただきました。
ちょっとした手間をかけるだけで、格別なティータイムを楽しめる逸品が作れます。今回のツイート先を参考にして、紅茶ゼリーのうっとりする味わいを体験してみませんか?
(TEXT:八幡啓司)
平凡妻-巣ごもり中さん
ベルギー在住、一児の母。子育てをしながら日本語教師を務める。日々の生活にまつわることや、手作りしたレシピなどをツイート中。ブログ記事の「イギリス本場のスコーンレシピ」も多くの方に喜ばれている。