【家で愉しむ梅しごとvol.2】梅が旬を迎える時期、おうち時間に梅を仕込んでみませんか。クックパッドアンバサダーとしても活躍する人気レシピ作者の梅ミッキーさんが、楽しくておいしい「梅しごと」についてじっくり聞かせてくれるシリーズの第2弾です。
シーズンの序盤は、定番の梅シロップを漬けるのがおすすめ、という梅ミッキーさん。アルコールが入っていないので、お子さんも一緒に楽しめるのが良いですね。仕込む際のポイントを教わりました。
梅ミッキーさん:「今だからこそ手に入る旬の『生梅』を使えば、初心者の方でも香り高いシロップが作れます。梅は1キロ単位で売っていることが多いですが、大きい瓶がなければ、300gや500gずつに分けてアレンジしながら数種類仕込んでも楽しいですよ」
梅ミッキーさん:「このレシピでの分量は梅300gで表記していますが、梅:氷砂糖:酢の割合は10:10:1が基本なので、その時の梅の分量に応じて簡単に換算できます。お砂糖は上白糖やきび砂糖でも仕込めますが、一番のおすすめは氷砂糖(ロックタイプ)です。ゆるやかに溶けて梅のエキスをうまく引き出してくれますよ」
梅ミッキーさんのレシピは初心者にもおすすめ!とのことですが、漬ける際のポイントはどんな点なのでしょうか。
なるほど。では素敵な梅を選んだとして、初心者でも失敗せずにうまく漬けられる方法はあるのでしょうか。
要所を押さえれば、初心者さんでも極上の梅シロップが簡単に作れそうですね。また、シロップを漬けるなら熟す前の青い梅を選ぶことも、発酵を防ぐのに良いのだそうです。熟し具合によって、梅もうまく使い分けたいですね。
漬けたシロップは3週間ほどで梅のエキスがしっかり出て完成するそうです。どんな使い方ができるのでしょうか。
梅ミッキーさん:「普通にお水で薄めて飲むほか、炭酸で梅ソーダに、そして牛乳で割って飲むのもおすすめです。トロッとしてヨーグルトのようになるので、牛乳が苦手な方にも好評なんですよ。また、そのままかき氷のシロップに使っても良いし、調味料のかわりにソースやドレッシングにも使えます」
大人の方には、お酒や白ワインで割るのもおすすめなのだとか。これからの蒸し暑い季節にぴったりなので、ぜひ自分で仕込んでみたいですね!
次回は、熟した梅を使った自家製梅干しの作り方についてご紹介しますので、どうぞお楽しみに!
この記事でご紹介した「梅シロップ」の仕込みを、梅ミッキーさんと一緒にLive配信で実演します! 記事では紹介しきれなかった様々なアレンジをご紹介するほか、質問にもおこたえしますので、オンラインでおしゃべりしながら一緒に仕込みましょう。
6月3日(木)10時よりInstagramLiveで配信しますので、ぜひご覧ください♪
配信アカウント
@cookpad_news
@umemickey_kitchen
※どちらのアカウントからもご覧になれます
上記の時間に、Live配信を観ながら同時に仕込みをされる方は、ぜひ梅の準備をしておいてくださいね。竹串を使って梅のヘタを取り除くところまで済ませておくとスムーズです。
また、南高梅以外の品種の梅はアク抜きが必要なので、水をはったボウルに梅を一晩つけておくと良いです。
梅講師を初めて17年目。梅のシーズンは毎年大忙しで、店頭やメディアを通して多くの方に梅しごとの楽しさを伝授しています。梅酒や梅干しの漬け方はもちろんのこと、梅素材を使ったお菓子やお料理のレシピも紹介中。栄養士やフードコーディネーターの資格もあり、普段の食卓のコーディネートも得意。クックパッドアンバサダー2021としても活躍中。
クックパッドのキッチン:梅ミッキーのキッチン
Instagramアカウント:umemickey_kitchen