ふと鏡を見て、以前よりあごが丸くなっていたり、二重あごになっていたりしませんか?体重がさほど増えていないのに、顔が丸(または四角)くなってきたら、それは肌がたるんでいる証拠。
どんなにスキンケアをがんばっても、一生懸命にマッサージしても、どうにもたるみが止まらない…と感じるなら、もうひとつお手入れしたい部分があります。そう、それが頭皮なんです。
私たちの頭皮と顔は1枚の皮でつながっているので、顔の肉が垂れると、頭皮が下へ下へと引っ張られます。
たるんでしまった顔のお手入れをしても、その上に続く頭皮もケアしないと顔を引き上がらない…というメカニズムが、これでお分かりですよね?
たるみが進んでいる方の頭皮を見てみると、カチンコチンに硬い状態か、さらに進んで皮膚が余ったプヨプヨ状態になっている場合がほとんど。
若々しい頭皮には適度な弾力と、頭蓋骨と頭皮の間に適度な“ゆとり”があります。この“ゆとり”が大事。頭皮の下に張り巡らされている血管が圧迫されていないので、すみずみまで酸素と栄養が届けられます。頭皮がカチンコチンでは血行が悪く、必要な栄養が行きわたりません。このまま放っておくと肌が伸びきったようなプヨプヨ状態に進んでしまうのです。
頭皮のマッサージはシャンプーしながら…でもいいのですが、さらに血行がよくなっているトリートメントの放置時間を利用するのがベスト。
指の腹(絶対に爪を立てないで!)か指の関節を頭皮にあて、軽く指圧しながらその場で小さな円を描きます。こすり上げたり、さすったりするマッサージではありません。
生え際から頭頂部、側頭部から頭頂部、後頭部から頭頂部に向かって、くまなく円を描いたら、最後に頭頂部周辺をプッシュ。
この頭皮マッサージをすると、顔色もグンとよくなります。ぜひ、バスタイムの習慣にしてください。