四季が豊かな日本には、野菜の旬も移り変わります。そんな野菜の旬の楽しみ方を子どもにもぜひ伝えていきたいですよね。おやこで語る季節のお便りシリーズ、4月の野菜についてぜひ、お子さんに読み聞かせしてあげてください。
新じゃがいも、新玉ねぎって言葉、聞いたことがあるかな? ふだん食べているじゃがいもや玉ねぎと何が違うんだろう。
じつは春には“新”という言葉がつく野菜がいろいろ出てくるよ。春キャベツというのもあって、これも新キャベツと呼ぶこともあるんだ。
それぞれ、いつものよりも柔らかくて、苦みが少ないものが多いよ。
今の季節、春だけに食べられる野菜たちなんだよ。
じゃがいもはぼこぼことした丸い形をしているね。それは、新じゃがいもも一緒。ただし、やや小さめのものが多いよ。 そして皮が薄いんだ。だから皮をむかずに丸ごと食べることも多いよ。 皮は薄い黄色をしているよ。
柔らかくて、水分が多め。他の季節に食べるじゃがいもよりも、さらっとした感じかな。
ふだんのじゃがいもも、新じゃがいもも一緒で、土の中になるよ。根っこのところにくっついているんだよ。
そのままでは食べれないのは、ふだんのじゃがいもと一緒。ただ、ほかの季節のじゃがいもよりも煮たときにグズグズになりにくいんだって。スープに小さめの新じゃがいもをまるごと入れて煮てもおいしいよ。
ふだんの玉ねぎは平たい丸で、頭の上が少しだけニョキって出ているよね。新玉ねぎはこのニョキっとした部分が太くて大きいんだ。
それに、ふだんの玉ねぎの皮は薄茶色でカサカサしているよね。新玉ねぎは白っぽくて水っぽいんだよ。
ふだんの玉ねぎよりも水っぽくて、辛くないんだ。噛むとシャキシャキした感じがするよ。
玉ねぎのおしりをよく見るとショボショボした毛が生えているよね。これは根っこ。ここが地面に入ったかたちでなるんだよ。
ふだんの玉ねぎよりも生で食べることが多いよ。苦さや辛さが少ないから食べやすくて、薄く切ってそのままサラダにして食べてもいいね。