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持っている星は19個!フランスの巨匠に教わる絶品オムレツ

クックパッドニュース編集部

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V6のいのっちこと井ノ原快彦さん、有働アナウンサーらが、社会問題から生活実用情報まで、毎日ピックアップする「あさイチ」(NHK)。主婦の皆さんが一番気になるあさイチのテーマをクックパッドがレポートします。

9月8日放映の「あさイチ」のメインテーマは、海外から世界的な有名シェフを招き、その人の人生とともに至極の一品を紹介する人気コーナー「レジェンドキッチン」でした。3回目となる今回は、フレンチの巨匠が登場!さっそくリポートを開始します。

レジェンドキッチン3回目はフランス料理界「伝説の男」

9月8日放映の「あさイチ」をご覧になった人はいらっしゃいますか?今回は人気コーナー「レジェンドキッチン」の3回目。ゲストに招かれたのは、世界遺産になったフランス料理界の大巨匠、アラン・デュカスさん。まずはその波乱に満ちたプロフィールをご紹介します。

巨匠の波乱に満ちた人生とは?

1956年にフランス南西部ランド県の農家の長男として生まれたデュカスさんは、料理上手な祖母の手伝いをしながら料理の関心を高め、16歳でレストランの見習いに。

その後様々なレストランで修業を積み、22歳のときにはフランス料理界のレオナルドダビンチと言われた天才料理人アラン・シャペルさんの店に入ります。
そこで力をつけたデュカスさんは、別の店に移っていきなり2つ星をゲットするものの、なんと乗っていた飛行機が山に墜落。たったひとり生還するも、大怪我を負ってしまいました。

その後自分の足で歩けるようになったのが事故からなんと3年後。モナコ公国の故レーニエ大公からの依頼でレストランの総料理長に就任。さらに3年後、史上最年少(当時)の33歳で3つ星獲得、さらに41歳で史上初、同時に3つ星を獲得して6つ星に!そして現在、持っている星はなんと合計19個という偉業を成し遂げてきた伝説の男なんです。

現在は世界8か国に24軒のレストランを展開しているというから、まさにフランス料理界のドンですね。

そんなデュカスさんが教えてくれたのは、南仏ニースの郷土料理。地元野菜のブレットをたっぷり使ったオムレツです。リーズナブルで栄養たっぷりのオムレツは、子どもからお年寄りまで幅広い年代の人に愛されているレシピ。さっそくフレンチの最高の朝食の作り方をご紹介しましょう。

野菜ギッシリの絶品オムレツ☆

今回デュカスさんが教えてくれたのは、ブレットという野菜をたっぷり使ったその名の通り「ブレットのオムレツ」。ブレットは、フランス人にはおなじみの野菜。日本では不断草と呼ばれ、ほうれん草に近い食感や味わいの野菜だそう。手に入らないときは、ほうれん草で代用してもいいそうですよ。

ブレットは細かく切り、イタリアンパセリとバジルは手でちぎってボウルへ。さらにみじん切りにした玉ねぎも入れ、パルメザンチーズ、塩、コショウ、オリーブオイルを加えてよく混ぜます。

溶き卵を加えて全体によく混ぜたら、塩をひとつまみ入れ、オリーブオイルを引いてバターを溶かしたフライパンで焼きましょう。弱火でフタをしてじっくり焼きます。このとき、ブレットに入った水分を蒸発させるために、フタを少しだけ開けておくのがポイント。

表面が焼けたら、フタにのせるようにしてひっくり返し、裏面も焼きます。ゴムべラで周りを整えたら、再び5分間焼きます。このときも少し開けた状態でフタをしておくこと。全体に火が通ったらお皿にあけ、切り分けたら出来上がりです。

オムレツというとあのふわふなものを思い出すけれど、このオムレツはキッシュのようなルックス。ギッシリ詰まったブレットがカラダにもよさそうです。せっかくなので他にも野菜をたっぷり使ったオムレツがないか?クックパッドで調べてみましたよ。

スイスチャード(不断草)をたっぷり使って☆

じっくりと焼くのが美味しさの秘訣

和の食材で作っても♪

いかがですか?デュカスさんのお店は、国賓や大スターも泊まるというフランス屈指の高級ホテル。そんな偉大なシェフが、とても親しみやすいレシピを教えてくれたことに感動しますね。作り方も意外と簡単なので、ぜひチャレンジを。そしてフランスの「最高の朝食」を味わってみてくださいね。(TEXT:黒沢るか/ライツ)

執筆者情報

クックパッドニュース編集部

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