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餃子やレバニラ、スタミナが出そうな料理に使われている「ニラ」。1年中手に入るニラですが、春は葉がやわらかくておいしい季節なんです。そんなニラの栄養や使い方のコツをご紹介します!
ニラはとても生命力の強い野菜で、同じ株から年に3〜4回収穫できます。このため、1年中出回りますが、4〜5月に収穫されるやわらかい春ニラと、11〜2月に収穫される肉厚の葉と風味が増す冬ニラがおいしいと言われています。まさに、今4月はやわらかいニラを食べるチャンス!ニラ活用のコツをご紹介していきますね。
ニラの香りが苦手…という人もいらっしゃるかもしれませんが、あの独特の香りはネギやニンニクにも含まれる硫化アリルの一種「アリシン」という成分のもの。このアリシンには、ビタミンB1の吸収を高める働きが有り、豚肉やレバーと一緒に食べると疲労回復に効果があると言われています。また、殺菌作用が強く、血液の循環を即し、新陳代謝を活発にする働きもあります。この成分は根元の白い部分に多く、なんと葉の4倍も含まれているのだそう。うまみとシャキシャキ感のためにも切り捨てずに使いましょう!
また、ニラには血行を促進し胃腸の働きを助ける作用もあるので、冷え性の緩和や整腸にも効果的な野菜。美肌によいとされるβカロテンも含まれるので、女性にはうれしい野菜ですね。
ニラは乾燥や水気に弱くしおれやすいため、早めに使い切りましょう。使い切れない場合は、切ってから冷凍保存袋などに入れて冷凍しておくことができます。また、みじん切りにしてしょう油漬けや味噌漬けなどにして自家製調味料にしておけば、肉や魚料理、餃子のたれなどに重宝します。
なんとなく火を通すものだと思っている方が多いのですが、ニラって生で食べられるって知っていましたか?実は生のままが栄養も損なわずに食べられる一番おすすめの食べ方。今の季節に出回る春ニラは葉が柔らかいので、ぜひ、生で味わってみてください!
ご存知レバーとニラを組み合わせた炒め物「レバニラ」は栄養的にとってもバランスのよい組み合わせです。ニラのアリシンが、レバーにたっぷり含まれるビタミンB1の吸収率を高め、臭みをやわらげる働きも。ニラの食感を残すためにも火は通しすぎないようにしましょう。
餃子の具にも欠かせないニラですが、みじん切りがうまくできないときありますよね?最初は順調に切っていても、いつの間にかずれてきて、サイズが変わってきたり…。そんな方におすすめの簡単できれいにニラのみじん切りができる方法を見つけましたよ。これで、イライラせずにニラのみじん切りができそうですね♪
だんだんと暖かくなってきましたが、まだまだ朝晩の気温差が大きく体調を崩しやすいこの季節。スタミナたっぷりのニラ料理を食べて、元気に過ごしていきましょう!
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