4と29で「ようにく」と読む語呂合わせから、今日は「羊肉の日」。北海道の伝統食「ジンギスカン」をはじめとする羊肉を使った料理などをPRするため、ジンギスカン食普及拡大促進協議会が制定した記念日です。
今日は「羊肉の日」であると同時に、昭和天皇のお誕生日「昭和の日」でもあります。そこで皇室と羊肉との関係を調べてみると、宮中晩餐会や園遊会などで出される料理として、「ジンギスカン」も正式に認められているという事実が判明!宗教上の理由で食べられない人も多い牛肉や豚肉に比べ、羊肉を敬遠する宗教が少ないというのが理由のひとつだそうです。去る17日、ソチオリンピックの金メダリスト・羽生結弦選手も招かれた『春の園遊会』でも、栃木県にある皇室専用の御料牧場で育てた選りすぐりの羊の肉を使った「ジンギスカン」が振る舞われたそうですよ。
ところで羊肉といえば、知る人ぞ知るのがシェパーズパイ。 「シェパーズパイ」とは、羊肉とマッシュポテトで作るイギリス式のミートパイのこと。「Shepherd(シェパード)」とは羊飼いという意味で、その昔、忙しい羊飼いが仕事の合間にパパッと作ったのが、名前の由来という説もあります。牛や豚のひき肉で作るミートパイと基本的な作り方は変わりませんが、羊肉ならではの味わい深さとしっかりスパイスを効かせた感じが、ひと味違って新鮮!GWで家族やお友達が集まったときに、「シェパーズパイって知ってる?」なんて言いながら振舞えば、ちょっとした話題づくりになりそうですよ。
「羊肉は苦手」「あまり食べる機会がない」という方もいると思いますが、羊肉は栄養的な部分でも、いろいろ魅力のある食材。そんな話題を取り上げた、以前のクックパッドニュースもぜひ参考にしてくださいね!
(TEXT:大河原裕美)