日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
クックパッド編集部は2015年の食トレンドを振り返った際、ヒットメニューにあるキーワードがあるように思いました。それが断面美を見せるメニューのヒット。流行語にノミネートされたおにぎらずや沼サンは、色々な具材を挟み、その具材による断面美が、SNSなどの力によって拡散していきました。
食材を切ったとき、思わず「きれい!かわいい!」と心がときめく…。上記のメニューは確かにそんな気持ちになります。
これまでは家族で囲んでいた食卓のメニューが、SNSの普及でどんどん家族以外の人の目に触れる機会が増えたとき、これまでよりも断面美などの見栄えが、メニューにおいて重要視されるようになってきた気がします。
いまそのような断面美を表現するあるワードが今、ネットを中心に話題になっているんです。そのワードとは「萌え断」。今回、「萌え断」という言葉を生み出したpekopokovvvさんにインタビューをして詳しく聞いてきましたよ!
——どのようにして「萌え断」というキーワードは誕生したのですか?
「私にとって、「萌え断」とは、ずばり一言で言うと「愛おしい気持ちになる断面」です。ある日、友人とベーグルにフィリングを詰め込めるだけ詰め込む、という"ベーグルの研究"をしていたんです。そのベーグルをスライスした時の断面が、あまりにも感動的で、愛おしくって…!はじめは、おもしろ半分で「萌え〜〜〜!」と言いながら次々と現れる断面を見ていたら、いつの間にか「萌え断」という言葉が生まれていました。」
「こんなに挟んで大丈夫?!いやいや、いくらなんでもこれは挟みこめないでしょう! ってくらいフィリングや具材を詰め込むと、自分でも想像していなかったような萌え断が生まれることが多いです。」
「他にも、普段何気なく見ている食べ物の断面に改めて注目してみると、萌え断を発見することがあります!
お菓子やパンのみではなく、最近は果物や野菜の断面に「萌え断」のハッシュタグを付けてくださる方がいて、ここにも「萌え断」があるんだ!と、私も発見の連続です!「萌え断」のハッシュタグから学ぶことも多いです。」
——これまでどのようなメニューに「萌え断」を発見しましたか?
・フィリングをいっぱい詰め込んだベーグル ・パン(スライスすると おぉ!となることがよくあります) ・わんぱくサンド ・沼サン ・おにぎらず ・ケーキ ・アイスボックスクッキー ・野菜、果物
などです。これらのメニューの写真につけた「萌え断」のハッシュタグがきっかけ、「萌え断」繋がりで仲良くなった方もいるんですよ!
日本ナンバーワンのレシピサイト「クックパッド」のオウンドメディアであるクックパッドニュースでは、毎日の料理にワクワクできるような情報を発信しています。季節にあわせた人気レシピの紹介のほか、定番メニューのアレンジ、意外と知らない料理の裏ワザもお届けしています。