「植物性ミルク」と聞いて、どのような製品を思い浮かべますか?メジャーなところでは、やはり豆乳かもしれませんね。フルーツやコーヒーなど、さまざまなフレーバーがついた豆乳が売られていて、すっかりスーパーでもお馴染みです。
今回は、いま特に注目を浴びる植物性ミルクとその効能について、医師に教えてもらいました。
実は最近、豆乳のほかにも、さまざまな種類の植物からできたミルクが販売されています。
牛乳・乳製品に対するアレルギーや、乳糖不耐症などを持つ人も多いなか、カロリー控えめで栄養面でも期待できるさまざまな植物性ミルクが、米国などでは定番化してきています。今後、日本にも続々上陸してくるかもしれませんね。
1. アーモンドミルク
米国のスーパーでもっともよく見かけるアーモンドからできた植物性ミルク。抗酸化作用が注目されるビタミンEを多く含むことや、香りがよく飲みやすいことが人気の秘密です。
2. フラックスシードミルク
健康にいい不飽和脂肪酸や食物繊維、オメガ3といった栄養分が豊富に含まれています。フラックスシード自体もヘルシーフードとして人気がありますが、なかなか日本人の食生活には取り入れにくいので、飲み物で摂取するほうが続けやすいかもしれません。
3. ライスミルク
お米から作られたミルク。甘酒のようなものを思い浮かべがちですが、さらっとした薄いミルクです。コレステロールは含まれず、他のミルクのアレルギーを持つ人でも飲めることが多いといわれています。
4. オートミルク
オート麦から作られています。アーモンドミルク同様、ビタミンEが多く、食物繊維も含まれています。また、脂肪分が比較的少ないことでも知られています。
5. ヘンプミルク
麻の実から作られたミルクです。たんぱく質が多く、鉄分、ビタミンD、オメガ3および6など、多種類の栄養素が効率よく摂取できます。ヘンプミルクには牛乳と同じくらいのカルシウムも含まれるそうですよ。
今回ご紹介した以外にも、南米の植物・キヌアを使ったものやヘーゼルナッツのミルクなど、興味深いものがたくさんあります。栄養豊富でおいしい従来の牛乳とうまく使い分けながら、バラエティに富んだ食生活を送りたいですね。