京都府のおばんざいから「賀茂なすの田楽」と「とうがらしのたいたん」【日本各地の絶品レシピVol.4】

京都では日常的に食べる惣菜のことを「おばんざい」といいます。季節や日によって決まった献立があり、家事仕事を簡素化していました。旬の食材や身近な食材を、無駄なく使い切ろうとする工夫から育まれた文化でもあります。京都の中心地は海から遠かったため、近郊で作った新鮮な野菜と、日持ちのする乾物や漬物などをうまく組み合わせておばんざいを作りました。

京都といえば京野菜。平安時代から政治や文化の中心地として栄えた京都には献上品として日本各地から様々な野菜が集まりました。なかでも代表的な「賀茂なす」、「伏見とうがらし」などは有名ですね。
その食材を使った定番人気のおばんざい2レシピをご紹介します。

「たいたん」は作り置きできる便利な副菜として、「賀茂なすの田楽」はメインに勝るとも劣らない食べ応えのあるおかずとして、いつもの食事やお弁当にプラスできます。 日本酒などの酒の肴にも秀でているため、いろいろな場面でお楽しみいただけますよ。