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コラム

市原隼人さんが“給食マニア”に!?学園グルメドラマ「おいしい給食」の撮影現場に潜入!

1980年代を舞台に、給食マニアの教師・甘利田幸男と、同じく給食好きの生徒・神野ゴウが「どちらが給食をおいしく食べるか」で闘う学園グルメコメディ「おいしい給食」。甘利田幸男役を演じるのは、俳優の市原隼人さんです。今回、クックパッドニュース編集部が制作現場に潜入! 撮影真っ最中の市原さんに、食にまつわるエピソードや、ドラマの見どころについて伺ってきました。

ドラマ撮影現場にお邪魔しました!

今回お邪魔したのは第7話・焼きそばがメインメニューの給食を、市原さんと生徒たちが食べるシーン。おいしそうな給食が机にズラッと並ぶ様子は、なんだか懐かしい気持ちになります。


焼きそばをパンに挟んでおいしそうに頬張る甘利田に対し、生徒たちはなぜか食が進まない様子。それには“ある理由”が…

一番驚いたのは、市原さんが給食を食べ進めていくスピードと勢い!山盛りあった給食をあっという間に完食。満足げな市原さんの表情に、こちらまでお腹が空いてきます。

田口監督によると、「給食の魅せ方にはこだわっています。実際に80年代にあった給食をベースにしていますが、現代のフードスタイリストさんによって見た目もよりおいしそうに仕上げています。市原さんが食べているところもアドリブを長めに取ったりして、リアルな「ハフハフ感」を重視しています。中学生相手にムキになる甘利田が市原さんにはまり役で、僕自身とても楽しんで撮影しています。おもしろすぎて、編集が大変なくらいです(笑)」とのこと。

昔懐かしい給食を思い返しながら、甘利田の給食マニアぶりにクスっと楽しめる本作品。給食好きな方、コメディドラマが好きな方は必見です!

市原隼人さんにインタビュー!「おいしい給食」の見どころ

甘利田幸男は、給食が好きという一心で教師になった男

――ドラマの撮影おつかれさまです! まずは「おいしい給食」の主人公である甘利田幸男のキャラクターについて教えてもらえますか?

主人公である甘利田幸男は数学の教師ですが、生徒に会うことや勉強を教えることよりも、給食を食べることを大事にしています。ただ食べるだけではなく、細かいことにこだわります。食材がどんなルーツをたどってきたのか、食べる意味は何かまで考えて食事をしている。とてもユニークなキャラクターなんです。

一方で、給食が好きという一心で教師になったような人だからこそ、ぽろっと本音や核心をつくような言葉を吐けます。演じていて、とても気持ちがいいです。

――ドラマでは食べるシーンがたくさん登場します。

撮影はすごく楽しいですけど、こんなに体力を使うとは思わなかったです。一回だけではなく何回も食べますから。

今回の(取材当日の)撮影では、食べる演技のときに眼鏡を胸に差し忘れていて、撮り直しになったんです。監督から「もう一度食べてもらっていいですか?」と言われたときは「もう一回食べなきゃいけないんだ! 大変だな」と実感しました(笑)。

――では、お腹をすかせて撮影に挑まなければいけませんね。

そうなんです。お腹がからっぽの状態で。撮影中に食べる給食が、毎日の主食みたいになっています。

――市原さんは学生時代、給食は好きでしたか?

大好きで、牛乳じゃんけんにも必ず参加していました。幼いころは、ただ「おいしい」と思って食べているだけでしたけど、撮影を通じて給食への見方も変わりました。給食について学んだことで、「給食の献立は、給食センターの方々が子どものために栄養価や食の歴史・文化などさまざまなことを考えてつくっているものなんだ」と再認識できました。

料理は、人が気持ちを表現する方法のひとつ

――市原さんは、普段から料理をよくするそうですね。得意なジャンルはありますか?

和食や中華、イタリアンなど、なんでもつくりますよ。誰かのためにごはんをつくって喜んでもらうのも好きです。包丁やまな板はもちろん、フライパンや鍋もいろいろな種類のものを揃えています。クックパッドも愛用していて、料理をするときによく見ます。

――嬉しい!使っていただいてありがとうございます。 好きな食材は?

特に好きなのは魚ですね。市場まで足を運んで、並んでいる魚を選んで仕入れることもあります。それから近所の方が釣ってきたものを、おすそ分けしてもらうことも。刺身や煮物、炊き込みご飯など、どんな料理にしてもおいしいです。

生きている魚をさばくことで、「ごちそうさまって、命をいただくことなんだ」と実感できますよね。命の尊さを知るというか。食材そのものや、食材を取ってきてくれた方々に感謝の気持ちが生まれます。

――料理についてのこだわりはありますか?

調理方法を工夫することももちろん大事ですけど、それ以上に一緒に食べてくれる人への思いやりが大事じゃないですか? 誰かと食卓を囲むのは、話したいことがあるからとか、感謝の気持ちを伝えたいからだったりする。料理は、人が気持ちを表現する方法のひとつだと思っています。

どんな世代でも「給食の楽しさ」は共通

――これからドラマの撮影が進みますが、どんな給食が出てきてほしいですか?

「おいしい給食」は1980年代が舞台なので、その世代によく出ていた給食がすごく気になっています。定番の揚げパンとか、きな粉パンとか。もちろんその他にも、バラエティー豊かな献立が出てきてほしいです。

給食のすごいところは、世代を超えてみんなが共通の話題にできることです。たとえば、100歳の方と6歳の子どもでも、給食については話せるじゃないですか。だから「おいしい給食」を観てくれた方々が、感想について楽しく話してもらえると嬉しいです。

――人気の作品になるといいですね。最後に、ドラマの視聴者のみなさんへメッセージをお願いします!

「おいしい給食」はドラマの概念をひっくり返すような、ぶっ飛んだ作品になっています。コメディとして、笑いながら観てほしい。僕たちも心の底から楽しんで撮影をしているので、視聴者の方々にそれが伝わるといいなと思っています。

この作品には給食に関することだけではなく、いまの世の中に伝えたいメッセージも込められています。肩の力を抜きながら、そういった要素も楽しんでください。「おいしい給食」が、人と人との絆をつなぐような作品になっていけたら嬉しいです。

市原隼人(いちはら・はやと)

1987年生まれ。 2001年映画『リリイ・シュシュのすべて』で主演デビュー。2004年、『偶然にも最悪な少年』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。ドラマ「ROOKIES」(08/TBS)、映画『ROOKIES-卒業―』(09)で人気を獲得する。主な映画出演作品に、『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』(08)、『無限の住人』(17)、『空母いぶき』(19)などがあり、最新主演作『喝風太郎!!』が今年11月に公開を控えている。ドラマ出演作には「WATER BOYS2」(04/CX)、「カラマーゾフの兄弟」(13/CX)、大河ドラマ「おんな城主 直虎」(17/NHK)などがある。 近年は映像監督・写真家としても活動するなど多方面で活躍している。

TVドラマ『おいしい給食』

給食マニアの教師・甘利田幸男と、給食マニアの生徒・神野ゴウによる、どちらが給食を「おいしく食べるか」という闘いを描く学園グルメコメディー!10月よりテレビ神奈川、TOKYO MX、BS12トゥエルビほか順次放送!

【放送情報】
テレビ神奈川
10月16日(水)放送スタート 毎週水曜よる9時
TOKYO MX
10月14日(月)放送スタート 毎週月曜よる8時
群馬テレビ
10月13日(日)放送スタート 毎週日曜よる9時
とちテレ
10月16日(水)放送スタート 毎週水曜よる7時30分
テレビ埼玉
10月18日(金)放送スタート 毎週金曜よる11時30分
チバテレ
10月17日(木)放送スタート 毎週木曜深夜0時
サンテレビ
10月19日(土)放送スタート 毎週土曜よる10時30分
KBC九州朝日放送
10月16日(水)放送スタート 毎週水曜深夜1時50分
BS12トゥエルビ
10月20日(日)放送スタート 毎週日曜よる7時
仙台放送
11月9日(土)放送スタート 毎週土曜深夜2時25分
メ~テレ
10月16日(水)放送スタート 毎週水曜深夜2時28分 ほか

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