おやつに何を食べる?それは日常的な習慣となりダイエットの明暗を分ける!と言っても大げさではない重要な問題。 そこでおすすめなのが、豊富なミネラルと抗酸化作用でアンチエイジングフードとして注目されているアーモンド。なんと!足や、おなかの脂肪が減るという実験結果が報告されました。
ペンシルバニア州立大学の研究で、”毎日のおやつにマフィン1個の代わりに同じカロリーのアーモンドを食べると、LDLコレステロール値や総コレステロール値が改善するだけでなく、腹部と脚の脂肪量が減った”という実験結果が報告されました。
実験の被験者は過体重で総コレステロールおよびLDLコレステロールだけが高値の中年成人52名。
52人を2つのグループにわけ、2種類のおやつを毎日6週間ずつ食べてもらうという実験。おやつの内容は1.5オンス(42g)のアーモンドと同じエネルギー量のバナナマフィンです。尚、おやつ以外は12週間、52人全員が同じものを食べています。
その結果、アーモンドを食べたグループのほうが総コレステロール、悪玉コレステロールが減少。体重には両グループとも変化がないものの、アーモンドを食べたグループでは腹部脂肪量、脚脂肪量が減少。腹囲も減少したということです。
この実験で食べたアーモンド1日1.5オンス 160kcalと表記してありました。 殻つきの重量なので、殻を取った状態で26g。アーモンド20粒くらい。
アーモンドは若返りのビタミンといわれるビタミンEを最も多く含んでいる食品。 肉や、加工食品を食べる量が増えるとマグネシウムの吸収が妨げられてしまいます。現代人に不足しがちなマグネシウムの含有量が抜群に多いというのもアーモンドの特徴。
食物繊維も豊富なので便秘予防の効果もあります。 アーモンドの脂質の70%はオレイン酸という不飽和脂肪酸です。悪玉コレステロールをカラダから排出し、おまけに豊富なカリウムが老廃物を流してくれるトリプル効果!デトックス力がすごいのです。
デトックス効果のあるアーモンドですがダイエットのためにはいくつか注意点があります。
20粒で約160Kcal 串団子1本分です。食べ過ぎにはご注意を。
塩分が添加されていると、逆にむくみの原因になります。塩分無添加が手に入らない時は水に浸しての塩抜きをおすすめします。
アーモンドに含まれる食物繊維は不溶性食物繊維。水分を吸収して膨れる特徴があり、それが満腹感につながります。また便通を促します。
アーモンドを食べた後に運動をすると中毒症状をおこすという食物依存性運動誘発アナフィラキシーが報告されています。アーモンドを食べた後、運動したら蕁麻疹ができたという経験がある方はアレルギー検査をおすすめします。
ダイエットをしていると、エネルギーの高い油の摂取を控えて、お肌がカサカサになりがちです。そんな時にアーモンドを食べてみると…翌日のお肌の潤いが変わります。
アーモンドはかみしめるほどに美味しい。アーモンドをおやつにするようになってから、お菓子やおやつを欲さなくなるから不思議です。豊富なミネラルや、噛むことで生まれるおいしさで体と心が変わっていくのかもしれません。
ダイエット中は心もカサカサしがち。アーモンドで体と心に潤いを。
文献: Berryman CE, West SG, Fleming JA, Bordi PL, Kris-Etherton PM. Effects of Daily Almond Consumption on Cardiometabolic Risk and Abdominal Adiposity in Healthy Adults with Elevated LDL-Cholesterol: A Randomized Controlled Trial. Journal of the American Heart Association 2015; 4:e000993 DOI: 10.1161/JAHA.114.000993.
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