日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
V6のいのっちこと井ノ原快彦さん、有働アナウンサーらが、社会問題から生活実用情報まで、毎日ピックアップする「あさイチ」(NHK)。主婦の皆さんが一番気になるあさイチのテーマをクックパッドがレポートします。
梅の季節がやってきました。この時期は梅干しを漬けたり、梅ジュースを作るなんて人も多いのでは?今回は、そんな梅にフィーチャー。小さな実の中に秘められたすごいパワーについて、徹底的にリポートしますよ。
6月29日放映の「あさイチ」をご覧になった人はいらっしゃいますか?今回のテーマは、収穫の最盛期を迎えている「梅」。
実は「あさイチ」では、5年前にも「梅」について特集。その際、疲労回復はもちろん、肝機能の改善、胃がん予防、動脈硬化予防など、様々な健康効果の数々を紹介して話題になりました。
番組では再び梅研究の最前線を取材したところ、まだまだ紹介されていない奥深いパワーが秘められていることがわかたのだとか。それは一体どんなパワーなのか?さっそくチェックしてみて。
梅研究の第一人者である和歌山県立医科大学・准教授宇都宮洋才さんによると、近年新発見が相次いでいるそうです。たとえば、梅の肥満抑制効果。調査によると、梅をよく食べるひとのほうが、食べない人よりも肥満の度合いを表すBMIが低い傾向にあることがわかったそう。
もうひとつ嬉しい効果が。それは「骨粗しょう症の予防」です。研究によれば、梅干しを食べない人よりも、梅干しを食べる人は「骨密度が高い」という結果(男性)が出たそうですよ。
日本一の梅の生産地である和歌山には、「梅を食べると年を取って骨を折らない」という言い伝えもあるというから、ビックリですね。
体にいい梅。でも、梅干しを作ったり、梅ジュースを作るって意外に面倒だったりしますよね。そんな人のために番組では、簡単な梅干しの作り方も紹介していましたよ。
今回のレシピを教えてくれたのは、梅仕事を始めて70年という料理研究家藤巻あつこさん。94歳になる藤巻さんは、まさにレジェンド!そんな藤巻さんが教えてくれたのは、ジッパー付き保存パックで作る梅干しです。
まずは梅を水洗い。傷つけないよう優しく洗います。
洗い終わったら竹串でへたを取り除き、水気をしっかりとります。ここでポイントが。表面だけでなく、なりくちのくぼみまでしっかりふき取ることが大切。水分が残っているとカビの原因になるのだとか。
次に梅の焼酎をなじませ、全体に塩を行きわたらせます。
いま作ったものをジッパー付きの保存袋に入れるのですが、まとめてザザっと入れるのでなく、少しづつ丁寧に入れることが重要。傷がつくと、これもカビの原因に。残った塩まですべて入れたら空気を抜き、ジッパーの口を閉じます。
あとはトレイの上などに置き、冷暗所で保存します。1日に4~5回袋をひっくり返します。ひっくり返すのは、表面にいつも濡れていないとカビがつくため。
本来はこの後、土用の入り(2015年は7月20日)を過ぎた約3日間、土用干しをすれば完成するのですが、それが無理な場合は瓶に移しかえてふたを開けたまま天日で1日干しにしても!ちなみにそのままつけておいても、梅漬けとして食べられます。
ところで、梅干しを使った際に出る梅酢。みなさんどうしていますか?藤巻さんいわく、長寿の秘訣はこの梅酢にあるのだとか。藤巻さんは、この梅酢を使ってドリンクを作ったり、サラダにかけたり、魚やレバーの臭み取りにも活用しているそうですよ。クックパッドにも参考になりそうなレシピが!こちらもチェックしてみて。
いかがですか?梅は市販されている梅干し、ドリンク、ジャムなどを活用してもいいそうですよ。ぜひ暮らしに取り入れて、元気をチャージしましょう☆(TEXT:黒沢るか/ライツ)
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