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増税対策にも地球環境のためにも♪料理にまつわる光熱費節約に取り組んでみよう!

消費税というと、なんだかモノに課せられる税金のように思われがちですが、もちろん電気代、ガス代、水道代にも課税されており、4月から増税対象に。 意外に見落としがちなこの費目。ちょっとした工夫でムダをなくすことができて、エコにも直結。いつもの行動、ちょっと見直してみませんか?

光熱費節約の一番の敵は「っぱなし」!

「明かりつけっぱなし、テレビつけっぱなし、水出しっぱなし、お風呂のふた開けっぱなし……。この『っぱなし』をやめるだけで光熱費はぐーんと節約できるはずです」(節約アドバイザー・丸山晴美さん)

当たり前のようでいて、実は意外にできていないのがこの行動。とにかく、家族全員で「っぱなし、にしない」と意識を統一することが肝心です。最初はちょっと大変ですが、増税まで家族みんなで「っぱなし撲滅期間」としてお互いチェックし合うのもいいかも知れません。習慣化すれば、ストレスもきっとなくなるはずです。

「よく言われることですが、使っていない電気製品もわずかですが電力が使われており(=待機電力)、それにも電気代はかかっているということをお忘れなく」

データによればこの待機電力は家庭の電気代の6%を占めているんだとか。例えば携帯電話の充電器。これも、電話の充電が終わったら、充電器のコンセントも抜く習慣を。エアコンも使わなくなったらコンセントを抜いて置きましょう。

「そしてお料理するときは、電気もガスも水道も使いますよね。ですから、料理時のちょっとした工夫で光熱費節節約はできるんです」

冷蔵庫の冷蔵室はスカスカに、冷凍室はパンパンに!

たくさんの電気を使用する家電の代表ともいえる冷蔵庫。

「まずは、無駄な開閉を極力少なくしましょう。庫内の温度が上がるたびにその後下げるための電気が必要だという認識を。また庫内は詰め込みすぎずに整理整頓を。スカスカだと冷気の循環もスムーズなため電力は少なくてすみます」

また、下記のような常温保存でよいものが冷蔵庫に入っていませんか?これらを冷蔵庫から出すだけでもかなりスッキリするはずです。

【常温保存でよいもの】バナナ・じゃがいもなどの芋類・乾物・缶詰など

「その反対に冷凍庫は物を詰め込むべし。冷凍された食品が保冷剤の役割を果たし冷気が逃げないからなんですよ。
『冷蔵室はスカスカ、冷凍室はパンパン』が節約の基本なんです」

火にかけるときにもちょっとした工夫を。

毎日使うガスコンロ(最近はIHコンロの家も増えましたが)。火にかけて料理をするときにも、ちょっとした工夫が必要です。

鍋底の大きいもの+水滴はしっかりふく

「料理を煮炊きする場合はなるべく鍋底の大きめの物を。フライパンなどは最適ですね。そのほうが熱効率がよく、調理も早く済むのです。また、鍋底や側面についている水滴はしっかりふきとりましょう」

ふたと落としふたを活用しよう

「放熱する量を減らすためにも、煮物などの料理の際には落としぶたを使いましょう。また鍋でお湯をわかすときなども必ずふたを。節約にもスピードアップにもなって嬉しい限りです」

火加減は基本「中火」で鍋底からはみださない

「炎は鍋底からはみ出さない程度にするのが最も効率的。意外にみなさん強火が多いのですが強火にすると、炎がはみ出した部分は、鍋には伝わらず無駄になります」
一方で、弱火では時間が長くかかるため、放熱量が多くなります。

食器洗いのときは、極力水を少なく!

食器洗いはとにかく水の量を少なくする工夫を心がけたいものです。

「皿に付いた油汚れなどは洗う前にボロキレなどで拭き落としておきましょう。油汚れも落ちやすく、洗い流すための水の量も圧倒的に少なくなります。しかも地球を汚さない為にも大切な作業なんです」

光熱費節約はちょっとした工夫を習慣化すれば、ちりつもで大きな節約&エコロジーに。さっそく今日から始めてみてくださいね。

取材協力

丸山晴美さん

旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。食費はもちろん生活全般の節約術・ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなど様々なメディアで活動中。 公式ホームページ「らくらく節約生活」はこちら>>

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