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コラム

【栄養補給に】野菜ジュースとトマトジュースの飲み分け方を伝授!

野菜ジュースはどれを飲む?

忙しい毎日の中でついつい不足しがちな、野菜。そんな時に手軽に頼れるのが、野菜ジュースです。野菜だけのものからフルーツの入ったものまで、様々な種類がありますね。その中で、最も栄養補給ができそうなのは、やはり野菜100%のタイプじゃないでしょうか。はたまた、美容にも良さそうという理由で、トマトジュースを好む人もいるかもしれません。

みなさんそれぞれお好みがあるとは思いますが、今回は、味覚の相性の観点から、100%野菜ジュースとトマトジュースの飲み分け方をお教えします!

ポイントは「甘味」のちがい

まずは、味覚の特徴を知るべく、食べ物の味を数値化できる味覚センサー「レオ」を使って、100%野菜ジュースとトマトジュースの味覚を見てみましょう。

野菜と聞くと「酸味」「苦味」が想起されるものかと思いますが、市販のジュースにおいて苦味は少ないようです。 どちらも、一番強いのは酸味でした。 また、意外と甘味旨味を含んでいるようです。これが飲みやすさの秘訣でしょう。 さらに、甘味と酸味に注目してみましょう。

酸味にはあまり差がないようですが、トマトジュースと比べて野菜ジュースの方が甘味が強いことが分かります。実際、トマトジュースは酸っぱいというイメージがあると思います。

食事との合わせ方

この味覚の特徴を踏まえて、相性の良い食事を考えてみます。

100%野菜ジュースには、ハンバーグラーメンなどの旨味や塩味の強い料理が合います。野菜ジュースの甘味と相乗することで、食欲がそそられます。 一方トマトジュースは、煮物など砂糖やみりんなどで甘口に味付けされた日本らしい料理の場合は、トマトジュースが合うでしょう。料理の甘味とトマトジュースの酸味のコントラストによって味わいの複雑さを感じられます。

このように、野菜ジュースは料理によって飲み分けると良いでしょう。 今回は二種類だけですが、あなたも自分の舌で、美味しく野菜ジュースを楽しめる料理を探してみてくださいね♪

著者:味博士

味覚研究家。AISSY株式会社代表取締役社長 兼 慶応義塾大学共同研究員。味覚を数値化できる味覚センサーを慶大と共同開発。味覚や食べ物の相性の研究を実施。メディアにも多数出演。ブログ『味博士の研究所』で味覚に関するおもしろネタを発信中。

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