冷え性に悩む人のほとんどは、生活習慣や食生活に問題があるケースが多いようです。そんな冷え性の人が、特に寒い季節にかかりやすい疾患について見て行きたいと思います。
冷え性を伴う女性に多発し、繰り返し引き起こす慢性化し易いと言う特徴があります。通常、膀胱内の粘膜温度が36~38℃を保っていれば仮に細菌に侵入されても繁殖・感染することはありません。体が冷えることで排尿の頻度が増えた場合、トイレに行くのを我慢してしまうのも膀胱炎にはよくありません。
特に30〜40代の女性が発症する慢性関節リウマチは、体の冷えが原因のひとつになるといわれています。リウマチの基礎的な療法として、全身もしくは局所の関節が冷えないようにすることです。
冷えが自律神経のバランスを崩し、そして自律神経の乱れによってさらに体が冷えるという悪循環を招くといわれています。
肩こりや腰痛持ちの方は冷えが、痛みを悪化させるという事を経験的にご存知かと思います。寒い日の雪かき、ウィンタースポーツなどを行う時は暖かな服装で行いましょう。
夏場よりもひどくなる傾向のある月経痛。子宮筋腫や子宮内膜症が隠れている場合もありますので、検診は忘れずに受けましょう。
冷えると血液が重要な臓器が集中しているお腹を守ろうとします。その分だけ血液がお腹に集中するため、手足だけを暖めても冷え性は改善されないのです。
普段から運動をしないと、細かな血管の血行が悪くなり冷えの性状が出ます。 指先などの末端に血液が流れるよう、マッサージをするのも有効です。
レンジで2分ほど水を温めて飲みます。熱さはお好みで、ゆっくりと飲みましょう。1回にマグカップ1杯、1日4回が目安です。
生姜やネギ、ニンニクやゴボウを積極的に食べるようにしましょう。栄養満点の旬の野菜を鍋料理でいただくのもいいですね。砂糖や合成甘味料、スナック菓子、チョコレートなどは控えたほうが良いでしょう。
日常生活のちょっとした事で冷え性が改善し、病気の予防につながります。冷えが気になるというのは、生活習慣を見直して、という体からのサインなのです。
(監修:Doctors Me 医師)