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コラム

新生活に始めよう!「男の手打ちパスタ道」

春・4月と言えば、新生活のシーズン。新入社や転職、配置転換など、これまでの環境と様変わりするような生活を送っている人も多いのでは?そんな春は、新しい趣味を始めるのにも絶好の季節とはよく言われたものです。クックパッドの料理男子の皆さんに是非オススメしたいのが「手打ちパスタ」。ワンランク上の男が選ぶべきは、そばでもうどんでもなく、「パスタ」です!!

シンプルだからこそ、奥深い—そこにロマンがある。

手打ちパスタは、本国イタリアではマンマ(母親)が手作りする家庭料理として古くから一般的なものでした。今でこそ、家庭でも市販の乾麺パスタを使うことが多くなりましたが、料理好きなマンマの家では手作りが定番だとか。麺もソースも自家製のパスタ、一度でいいからイタリアのご家庭で味わってみたいものですね。

料理男子にとってパスタと言えば、ごくありふれたメニューです。しかし、“手打ちパスタ”を作ったことのある人は少ないのでは?確かに手間はかかりますが、それでも生地を寝かす時間も含めて30~40分ほど。材料も小麦粉・水・オリーブオイル・塩(必要に応じて卵)ととてもシンプル。ただ、材料はほぼ同じながらもその種類は数百種とも言われています。地方や町によってさまざまな形状をしたパスタに、その背景も含めて男心をくすぐられませんか?

パスタマシンも麺棒も必要なし!簡単手打ちパスタレシピ

まさに己の手だけを使って作れるレシピをご紹介します。小麦粉を一心不乱に捏ね、パスタを成型していくうちに日頃の苦労や嫌なこともふっ飛んでいくはず。
※ボウル、木の台、台の下に敷く滑り止めシート、スケッパーはあると便利です。

まるでうどん!?「ピチ」

ピチは、イタリア中部トスカーナ州シエナ発祥のロングパスタ。道具は使わず、手だけで1本ずつ伸ばして作ります。その作り方とモチモチ食感が、うどんのようでもあります。肉やにんにくが効いた濃いめのソースやトマトソースとよく合うそうです。

手打ちパスタの定番「ニョッキ」

日本のレストランでもポピュラーなニョッキは、塊の意。練った小麦粉を棒状にして、カット・成型して作ります。地方によりさまざまな形があり、生地にもじゃがいもや野菜のペーストを折り込むなどの特徴があります。

耳たぶのようにモチモチ「オレキエッテ」

オレキエッテは、イタリア南部プーリア地方の代表的なパスタ。「小さな耳」という意味でまさに耳たぶのような形をしています。モチモチ食感が人気でトマトソースや野菜ソース、ラグーなどとよく合うそうです。

いかがでしたか?ご紹介のパスタにあなたのお気に入りのソースを和えた姿を想像してみてください。実に旨そうではありませんか!!慣れてきたら、いろいろな種類にも是非トライしてみてくださいね。 手打ちパスタは一度作って、ラップに包んで冷凍すれば2週間ほどは保存可能です。4月はガンガン作って、「手打ちパスタ強化週間」といこうではありませんか!!(TEXT:中本タカシ/ライツ)

参考資料:
『まいにち食べたい手打ち生パスタ』(誠光堂新光社)
『僕の好きなパスタ』(主婦と生活社)

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