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みそ汁の具としておなじみの「わかめ」。実は、今が旬なんです! 海藻に旬なんてあるの? と思う人も、必見! やわらかく香りよい「生わかめ」の旬ならではのお楽しみをいろいろご紹介します!
みそ汁や酢の物など、1年を通じて食卓にのぼる機会の多いわかめ。「海藻にも旬があるの?」と思う人も多いかと思いますが、実は春が旬なのです。わかめは1年草の海藻であり、胞子から1年かけて成長します。春は冬の間に成長したわかめが柔らかく食べごろになる時期。加熱や塩蔵などの加工はせずに「生わかめ」として市場に出るのは、この時期のみ! 生ならではの柔らかさ、磯の香りなどは、格別なのです。
クックパッドにも、「生わかめ」を楽しむ料理がいっぱいありました。せっかくの「生」の季節。いつもと違う料理でいろいろ楽しんでいるようですよ♪
ところで、「わかめ」というと何色を連想しますか? 子どもたちがクレヨンで描くとしたら濃い緑色を使いそうですよね。ところが「生わかめ」は、こんぶのように茶色いんです。これをさっと湯通しするとみるみる鮮やかな緑色に♪ これが食べごろのサイン。さらに煮込むと再び色が茶色になり、香りもなくなってしまうので要注意です。
わかめはさまざまな栄養をたっぷり含む優良食材。お隣の韓国では、妊婦や授乳期の母親がわかめスープを飲むという習慣があるそうです。
ミネラル、ビタミンなど、現代人に必要な栄養がいろいろ入っていますが、特に注目したいのがわかめのヌルヌルをつくるアルギン酸。水溶性の食物繊維の一種で、血液中のコレステロールを低下させたり、体内の余分なナトリウムを排泄させる効果があると言われます。むくみ解消につながるので、女性にはうれしい効果ですよね。
ちなみに、このアルギン酸は、一度にたくさん摂取するよりも、毎食少しずつとるほうが効果的なのだとか。みそ汁、サラダ、酢の物など、形を変えて毎食楽しむのがおすすめです。店先で「生わかめ」を見つけたら、試してみてはいかがでしょう。(TEXT:田久晶子)
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