クリスマスといえば鶏肉料理ですよね。鶏肉は身近な食材であるだけに、日常的に食卓に登場する機会も多いのではないでしょうか?
クリスマスシーズンは特にイベント続きで、胃腸がお疲れ気味の人もいることと思います。鶏肉に組み合わせる食材を工夫して、胃腸に負担がかからないように工夫してみましょう♪
鶏肉にはどの部位にも気(エネルギー)を補う働きや、胃の機能を回復させる働きがあります。そのため、疲労回復や食欲不振を改善する効果 があります。
基本的に鶏肉には、身体を温める働きがありますが、胸肉よりもも肉に身体を温める働きがあります。寒い時にはもも肉を使用すると良いでしょう。
その他にも、血を補う作用があるため、貧血対策や肌荒れの改善にも役立ちます。
食欲不振の改善によく用いられる漢方薬に、六君子湯(りっくんしとう) があります。この漢方薬には、みかんの皮の生薬である陳皮(ちんぴ)が含まれています。陳皮は、胃腸の動きを健やかにしてくれます。
・食欲がなく、すぐに疲れてしまう
・すぐに胃もたれする
・何だか息苦しくスッキリしない
オレンジなどの柑橘類や、ローズマリーなどのハーブなどの気の巡りを良くする食材と組み合わせると、エネルギーが全身に巡り疲労回復に効果があります。
ネギ、白菜などの気の巡りを良くする食材に、水のバランスを整えるしょうがの組み合わせは、エネルギーを養い身体を温める良い組み合わせです。
鶏肉は血を補う効果もあるため、血の巡りを良くする青梗菜と組み合わせることで、美肌効果が期待できます。 他にも、血の巡りを良くする黒キクラゲなどを加えても良いですね。
鶏肉に組み合わせる食材を工夫して、イベントシーズンを元気に楽しみましょう!
漢方・漢方薬・薬膳のポータルサイト「漢方デスク」で、漢方の専門家として食事やライフスタイル、漢方薬について提案している薬剤師です。「みんなの漢方相談」でお悩みに関してもお答えしています。