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寒さも本格的になってきましたが、乾燥の方も深刻なのではないでしょうか? 漢方では、身体の水分が足らない状態を亡津液タイプと呼びます。薬膳では、「身体を潤すはたらきのある食材」を摂って、内側から乾燥対策するという考え方があります。潤い食材を積極的に摂って潤いのある肌を手に入れましょう!
豆乳、豚肉、水菜、松の実、アスパラガス、バター、はちみつ、桃、杏、豆腐、りんご など。
1年中スーパーで買うことのできる身近な野菜である水菜。実は薬膳的には 身体を潤す作用 があります。 ただし、身体を冷やす作用 もあるため冷え性の人は生で食べるよりは、鍋に入れるなど加熱して食べることをおすすめします。水菜といえばシャキシャキ感が美味しい野菜でもあるので、加熱する際は最後に入れてサッと火を通すくらいが良いでしょう。
豚肉には、身体を潤す作用と血を補う作用があるため、潤い効果を高めます。
松の実が手に入らない時は、ジェノベーゼソースで代用!ジェノベーゼソース(バジルシース)の中には松の実が含まれています。
更年期に多い症状で、身体の水分が不足すると、逆に熱が生じる場合があります。水菜とトマトの組み合わせは熱を冷ますのに良い組み合わせです。
水菜との組み合わせを楽しみながら、美味しく身体の中から乾燥対策をしてみてくださいね。
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