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裏ワザ

あなたの男料理、ワンランクアップさせたいのなら「油揚げ」を使おう!

クックパッドニュース編集部

日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部

料理男子のみなさん、料理をする時に味付けに困ったことや失敗してしまったことはありませんか?一因として、基本的な知識や経験の不足もあるでしょう。ただ、趣味の男料理くらい勉強のようではなく、自由気ままにやりたいもの…。そんな時、料理に「油揚げ」を使えば、いつものメニューの美味しさがよりアップすることを発見しました。

ある休日のこと、筆者がお昼にインスタントラーメンを作ろうとした時、特に考えることもなく薄切りにした「油揚げ」を一緒に煮込んでみました。完成したスープを一口飲んでみると、いつもより素晴らしくコクと深みのある味わいがしたのです。その時思ったのは、「これが、油揚げの力なのかもしれない…」ということでした。

「油揚げ」のポテンシャルを侮ることなかれ!

油揚げは、豆腐を薄く切って、生地を圧縮・脱水した後、菜種油や大豆油で揚げて作る大豆加工品です。「お揚げ」や「薄揚げ」と呼ばれることもありますね。豆腐店では、初めに低温の油で膨らむまで揚げ、次に高温の油でからりと揚げるという作り方が一般的だとか。

豆腐との違いは見た目もそうですが、生地の構造にあります。豆腐は断面にすると網目状の構造が密集しているのに対して、油揚げはスカスカの空洞状態。油揚げを煮物に使うとダシがよくしみ込んでくれるのは、この構造が関係していると考えられます。同時に油揚げ本来の持つ大豆と油の旨味が煮物の汁に溶け込み、コクや深みをプラスしてくれるのでしょう。炒め物を作っても同様の効果が期待でき、他の食材とうまく絡み合って味わいをより一層高めてくれます。

考えてみれば、オーブントースターで焼いて、おろし醤油と刻みネギをかけていただくだけでも充分に美味しい「油揚げ」。素材そのものが旨いものを使えば、料理が旨くなるのは当たり前のことなのかもしれませんね。

「油揚げ」でいつもの料理に“変化”と“味わい”をプラス☆

食通と知られる作家の池波正太郎は、毎日のように食べても飽きない大事な食卓の友として「油揚げ」をとても好んだそうです。「これをどうやって食べるのが一番旨いか」と大マジメに考え、自分なりの工夫で楽しんでいたとか。クックパッドの29,462品(2014.6.9時点)の「油揚げレシピ」の中から、定番の煮物・炒め物だけでない活用法をご紹介します。

長時間煮込まなくても、油揚げで“コク”が出ます!!

洋風?和風?どちらにも合うおつまみの新定番♪

カリカリ食感が楽しい、節約にも◎なメニュー

いかがでしたか?ほんとにいろいろな料理で力を発揮してくれそうですね。油揚げは、安くてスーパーですぐ手に入ることも魅力的です。是非、冷蔵庫の常備食材として、たくさんの料理に活用してみてくださいね。調理の際は、くれぐれも油抜きは忘れずに!!(TEXT:中本タカシ/ライツ)

参考資料:
『最新豆腐料理 ゆば・豆乳料理』旭屋出版
『池波正太郎の愛した味』小学館

執筆者情報

クックパッドニュース編集部

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