世界の家庭料理を旅しよう!世界中の食卓で料理をつくる人 (COOK) と食べる人 (HIKER) をマッチングするWebサービス、KitchHikeの世界各国の食卓を巡る連載。今回は、フィリピンのセブ島にお住まいのモニークさんのお宅で、フィリピンの伝統料理をいただきました!
はじめまして。現在フィリピンはセブに短期滞在しているCHUと言います。もともと私自身が料理が好きという事もあり、海外でその土地ならではの料理を学び、食を通じて地元の方と出会えないものか……と探していた時に出会ったのがKitchHike! ということで早速セブで唯一のCOOK、モニークさんの御宅にお邪魔しました。
とは言え、海外で知らない人のお宅にお邪魔するのは多少の不安も付き物。 そんな不安もモニークさんの素早いメールの対応で払拭。またもう一つの心配事であった私の語学力という点でも優しく丁寧にお答えいただき、何ともありがたい…。お会いする前からすごい安心感がありました。あとで知ったのですが、実はモニークさん、大学で英語を教えている先生でした!
当日はAyalaと言う大きなモールにご主人のリックさんが車で迎えに来てくれました。 最初はドキドキでしたが、車中で終始日本に旅行した時のお話や写真、車窓から見える街の説明までして頂き、緊張がほぐれていきました。
到着するとモニークさんと二人の可愛い娘さんが笑顔でお出迎えしてくれました。早くもいい香りが……!そして、早速お宅の中に案内してくれて「こちらよ」と行き着いた先は、夕焼けが美しいお家の屋上!
今日はこちらでフィリピンの伝統的なスタイル料理「ブードル・ファイト (Boodle fight)」を頂いたきます。 「ブードル・ファイト」とはフィリピンの伝統的な軍隊式の食べ方。軍の士官学校では上司も部下も関係なく、同じ席に座りプレートの代わりにバナナの皮の上に料理をのせてたべる……といったものです。
フィリピン3回目の私も初挑戦!
さて、まずはリックさんが何やら鉈を持って来て「アチョー!」っと実を叩き割り、ココナッツジュースを準備。「ワイルドだろ?」(笑)。
屋上には焼き場があり、そこでチキンや貝類、豚肉などを炭火で焼いていきます。
みんなで仲良くわいわい食事が出来る温かな家庭、憧れます。
この他にも茹でた蟹、刺身をココナッツミルクとマリネしたセビーチェ、ガーリックシュリンプにチーズスティックに果物などなど……目移りするおかずが着々と準備されていきます。
そしてこちらが完成「ブードル・ファイト (Boodle fight)」!
今ではブードル・ファイトは何か特別なときに食べられるそう。非常に豪華ですね!ナイフやフォークではなく直接手を使って食べます。
なかなか初めは上手くいかないものの、慣れてくると手で食べるほうが美味しく感じてくるからあら不思議。指先から何か出てるのかしら?月明かりの下、バナナの葉っぱの上の美味しいご飯を囲みながら、お互いの国のことやこれからの事など、いろいろな話が出来ました。
実はモニークさんご家族は、HIKERの受け入れはこれが初めてとの事。日本に旅行に行った際に日本人にとてもよくしてもらったからと、今回の私たちの訪問も快く引き受けていただいたそう。端々に感じる私達へのおもてなしの心をとても嬉しく感じました。またご主人のリックさんは合気道を通じての日本好き。写真と共にご説明も頂きました。
食卓を介して知らない人同士が特別な時間を持てたことに感謝しつつ、最後はみんなで記念撮影。
旅先のレストランで食事をするのも良いですが、COOKのお宅で食事してみると言うのいかがでしょうか?その国をまた違った角度から楽しめてより好きになりますよ! Thank you so much Monique's family!
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旅行者を自宅に招いて料理をふるまうCOOKになってみませんか?外国人と交流する機会に。独立開業前のトライアルや、ちょっとしたお小遣い稼ぎにも。身につけた料理の腕前、披露するチャンスがここにあります。 旅先や海外の家庭料理を食べて現地の人と交流してみたい人は、HIKERになってみませんか?食文化は暮らしの真ん中。海外はもちろん、日本に住む外国人COOKたちもあなたの訪問をお待ちしています。