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受験生の保護者は1日6回料理する!?塾弁作りで最も配慮するのは「栄養面」【子育て世代の料理事情 Vol.2】

高校生までのお子さんを持つ親御さんたちに向けた教育情報サイト『リセマム』編集部とのコラボ連載企画。リセマム読者へのアンケート調査をもとに、子育て世代が抱える料理の課題を解決するヒントをクックパッドニュースがお届けします!

受験生の子を持つパパ・ママの料理事情

受験生にとって正念場といわれる夏休み。受験生の子を持つ保護者の方たちも、あらゆる面でサポートに腐心しているのではないでしょうか。そこで今回は、小中高の受験生がいるご家庭の料理事情を調査してみました。

まず、1日に用意する食事の種類を、受験生のいるご家庭といないご家庭とで比較してみた結果が下記のグラフ。受験生の子を持つ保護者の方は、朝昼晩の3食に加えて、「お子様のお弁当」「夜食」を作っている人の割合も多いことがわかりました。おやつ作りもカウントすると、1日に6回料理をしているという計算に…! 受験生のいるご家庭では、食事面でのサポートがより手厚い印象です。

1日に用意している食事の種類について、小中高の受験生の子どもがいる保護者469名と、受験生の子どもがいない保護者755名の回答を比較した結果

さらに、「お子様のお弁当」を作っていると回答した人に、「いつ食べるためのお弁当か」を質問してみたところ、受験生の子どもを持つ保護者の約3割が「塾弁」と答えました。当然ながら、受験生の子どもがいない保護者の約2倍の割合です。

受験生のいるご家庭では、昼食用と塾用など、1日に2つ以上のお弁当をお子さんに用意しているケースも少なくないようです。

前問で「お子様のお弁当」を作っていると回答した、受験生の子どもを持つ保護者143名と、受験生の子どもがいない保護者134名に、お弁当の用途を聞いた結果

特に塾弁で最も重視するのは「栄養面」

そこで、料理を作る上で、特に子どものために気を遣っていることは何かを聞いてみると、受験生のいる・いないに関わらず、「栄養面」を第一に挙げる保護者の方が最も多くなりました。

しかし、割合を見てみると、ここでも受験生の子どもがいるご家庭のほうが、いないご家庭と比べてより数字が高く、半数近くの保護者の方が「栄養面」を重視していることがわかります。

料理を作る上で、特に子どものために気を遣っているポイントについて、小中高の受験生の子どもがいる保護者469名と、受験生の子どもがいない保護者755名の回答を比較した結果

さらに、受験生のいるご家庭で、「塾弁」を作っている保護者の回答のみにフォーカスすると、実に66.7%が「栄養面」への配慮を重視していました。

確かに、自宅での食事とは違い、お弁当はおかずのバリエーションや量がある程度制限されてしまうもの。栄養バランスの取れたお弁当を作るには、相応の料理スキルも求められます。

受験生のいるご家庭にとっては、料理の頻度と難易度の高さが課題となっていると言えそうです。時短・簡単レシピや週末の作りおき、野菜を使った手軽なおかずのレシピなどを活用して、受験シーズンを親子ともに乗り切っていきたいですね。

(TEXT:福井千尋)

【アンケート調査概要】
調査期間:2019年2月12日(火)〜2月27日(水)
調査対象:教育情報サイト『リセマム』読者
有効回答者数:1224名(小中高の受験生の子を持つ保護者469名、現在受験生のいないご家庭の保護者755名)
調査方法:株式会社イードが運営する教育情報サイト『リセマム』によるインターネット調査

教育情報サイト『リセマム

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