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いつもの野菜と置き換えるだけ!ビーツやフィレンツェナスなど「西洋野菜」のおいしいレシピ

クックパッドニュース編集部

日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部

レストランで食事をしたときや、品揃えの良いスーパーに行くと、こんな野菜があったんだ! と思うような野菜に出会うことがありませんか? 今回は、「西洋野菜」と呼ばれる野菜を多くの食卓に広げるために活動している、東京西洋野菜研究会さんに取材をしました。「新しい野菜を知ることは、驚きと楽しさに溢れている」と語る事務局の野村幸子さんが、西洋野菜のおいしいレシピや楽しみ方について紹介します。

今回は、あまり馴染みのない「西洋野菜」をご紹介したいと思います。
クックパッドで、「西洋野菜」と検索をすると、ヒットするレシピはたった17品(2020.6 15現在)です。

しかし、「西洋野菜」とされる「ラディッキオ」は110品(2020.6 15現在)、「ビーツ」では1,955品(2020.6 15現在)、と、知る人ぞ知るお野菜として、レシピ投稿数も増えていきます。

最近では、スーパーでも「初めて見る!」という野菜と出合う機会が増えました。
「どんな風に使うんだろう?」「美味しく食べる方法が知りたい」と言った声が、クックパッド編集部にも届きます。

そこで今回は、東京西洋野菜研究会事務局の野村幸子さんに、「西洋野菜」についての基礎知識から、おすすめのレシピまでを聞いてみました。

味や見た目に個性がある西洋野菜

まず、どのような野菜が「西洋野菜」なのでしょうか。

「近年、西洋から導入された野菜で、主にイタリア料理、フランス料理などの材料として使われる野菜のことを言います。西洋野菜は、味や見た目に個性あるのが特徴なんです。具体的には、ビーツ、ラディッキオ、カーボロネロ、フィレンツェナス、サンマルツァーノトマトなどが、西洋野菜と呼ばれるものです」(野村さん)

イタリアンレストランで食べるサラダには、「この野菜なんだろう」と思う野菜と出合う確率が高いですよね。購入して料理をする機会はなくても、知らず知らずのうちに口にしている西洋野菜はたくさんありそうです。

お店では食べたことがあっても、自分でお料理をするとなると、どんなレシピがおすすめなのでしょうか。使い慣れた野菜ではないので、まずは「西洋野菜」を料理に使うときの心構えを聞いてみましょう。

いつも使っている定番の野菜に置き換えてイメージすると使いやすいですよ。例えば、ビーツはにんじんのようなイメージで「ラペにしてみよう」とか、ラディッキオはレタスのように使ってみるとか。わかりやすいのは、形状や食感が似ている野菜からイメージしてみることです。また、特別なレシピを考えなくても、コンビニのサンドイッチにラディッキオやケールをちょっと挟んで豪華にしてみたり、手軽に取り入れるところからはじめてみてみるのもおすすめです」(野村さん)

夏にぴったりの西洋野菜を使ったレシピ

この季節に出回る西洋野菜のおすすめレシピを3品紹介します。
使ったことのない食材でも、あまり難しく考えすぎずにレシピ通りに料理をすること、で見えてくる特徴があるかもしれませんよ。

フィレンツェナス

ボリュームたっぷりのフィレンツェナスを少し厚めの輪切りにしてじっくりグリル。夏にぴったりの食べ応えのある1品です。

イエロービーツ

色鮮やかで元気になれるビーツは、ミネラルが豊富で「食べる輸血」とも言われる野菜です。
ビーツといえば、赤い色をイメージする方が多いと思いますが、実は黄色いビーツもあるんです。
より甘みが強く感じられるので、にんじんのようにラペにすると何にでも合わせられますし、さっぱり食べられます。 サンドイッチに挟んでもおいしいですよ。

ビーツ

こちらは赤いビーツを使ったコンフィチュール。バニラアイスやヨーグルトなどにサッと入れて食べられるので、ぜひ保存食としてストックしておきたいレシピです。

西洋野菜を取り入れて豊かな食卓を

「今や日本で定番の野菜となっているトマトやレタスも昔は西洋野菜と言われるものでしたが、今ではたくさんの品種があり、日本の食卓に欠かせない存在になっています。現在、「西洋野菜」と呼ばれるビーツやケール、ラディッキオなども、いずれは日本の家庭の食卓にいつでも登場できるような存在になれたら嬉しいと思っています。ぜひ、スーパーなどで見かけた際には、一度手に取ってお料理に使ってみてください」(野村さん)

(TEXT:上原かほり)

取材協力

東京西洋野菜研究会
彩り鮮やかで華やかな西洋野菜。「もっと食べてもらいたい」「知ってもらいたい」という思いで発足したのが東京西洋野菜研究会です。東京で栽培された西洋野菜を紹介します。

クックパッドマートがオンラインマルシェを開催!

「クックパッドマート」アプリ内にて、オンラインマルシェを毎週末の金・土・日曜に開催します。第10弾は6月18日(金)より「#東京NEO-FARMERS」をテーマに、生産者直送のこだわりの商品を購入できるマルシェ企画を実施。記事に登場してくださった「東京西洋野菜研究会」さんの西洋野菜もお取り寄せできます。

来週以降も、毎週金曜日0時から日曜日24時の間、「#おうちで楽しもう」をテーマに青果・鮮魚・精肉・加工品・惣菜・飲食店・物販店などさまざまなジャンルの特集や、マルシェ・商店街・朝市などのイベントを開催予定です。

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クックパッドマート公式サイト:https://cookpad-mart.com/

執筆者情報

クックパッドニュース編集部

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