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コラム

【伝説の家政婦・志麻さん直伝】1人分99円「鶏むね肉のカレーチーズフライ」が揚げずに作れてサク旨!

言わずと知れた伝説の家政婦・志麻さん。書店の料理本コーナーを見ると、志麻さんのレシピ本がズラリと並んでいます。そんな志麻さんの「我慢しない」節約レシピがたっぷり掲載された『志麻さんのベストおかず プレミアムなほぼ100円おかず編』の中からレシピを特別にご紹介していきます。おいしく作るコツや節約になるワザも志麻さんに教えてもらいました。

お手頃な鶏むね肉でスナック感覚の一品を

こんにちは! 家政婦の志麻です。レシピ本『志麻さんのベストおかず プレミアムなほぼ100円おかず編』から、おすすめのレシピを紹介する連載がスタートしました。第1回目に紹介するのは、お財布に優しい鶏むね肉を使った「鶏むね肉のカレーチーズフライ」です。

淡白な鶏むね肉は、味にアクセントをつけやすいので、スパイスやハーブ、粉チーズなどでバリエーションをつけると飽きずに食べることができます。

揚げ油も、たくさん使うと処理に困ったり、酸化させてしまったりするので、少ない油を使った揚げ焼きで十分です。たっぷりの揚げ油で揚げるより温度が低いので、触らずにじっくり焼くイメージで揚げるとカリッと仕上げることができます。

また、鶏むね肉は、繊維に逆らって切ることで、噛みやすくパサパサが気にならない状態に仕上がるので、画像を参考にカットしてみてくださいね。

鶏むね肉のカレーチーズフライ(1人分 99円)

材料(4人分)

鶏むね肉…小2枚(400g)
塩、コショウ…少々

パン粉…2カップ強
粉チーズ…大さじ4
小麦粉…1/2カップ
溶き卵…2個分
揚げ油…適量

【A】
ニンニク、ショウガ(各すりおろす)…各1かけ
酒…大さじ1
カレー粉…小さじ1

作り方

1.鶏肉は皮を除き、繊維に逆らうようにして1cm幅に切る。

さらに厚みを半分に切って1cm角程度の棒状にする。塩、コショウで下味をつけ、【A】をもみ込む。

2.パン粉は手でつぶして細かくし、粉チーズと合わせる。

3.1に小麦粉、溶き卵、2の順に衣をつける。フライパンに揚げ油を深さ1cmほど注いで中火にかけ、3を色よく揚げ焼きにする。

志麻さんからのワンポイント!

鶏むね肉の長さや形を生かしてスティック状にすることで、おかず感覚ではなくスナック感覚になります。食材の切り方を少し変えるだけでも食卓の雰囲気が変わるので、いつもより食事中の会話が弾むかもしれません!

作るときのポイントは、パン粉を細かく揉んでサラサラの状態にすること。粗いパン粉を使うとずっしりしたフライになってしまうので要注意です。細かいパン粉にすると、海外で食べるフライのようにカリカリに仕上がるし、油をたくさん吸わないので、軽い仕上りになります。ぜひ、試してみてください。

(TEXT:上原かほり)

 志麻さんの新刊著書

志麻さんのベストおかず プレミアムなほぼ100円おかず編(別冊ESSE)』(扶桑社

ベストセラーシリーズ待望の第2弾! NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』や日本テレビ系列『沸騰ワード10』で話題沸騰! 伝説の家政婦志麻さんの「我慢しない」節約レシピ、集めました。

おうち時間が増えた今、食費がかさむとの声が多く聞かれます。1人分の材料費は、ほぼ100円。 なのに、ボリューム満点!味は三つ星級!!!

食費は節約しても「満足感」や「おいしさ」は我慢しないのが志麻さん流。特売肉、卵や豆腐など定番節約食材も、ちょっとしたアイデアで、家族が大満足する絶品おかずに大変身です。もちろん作り方は簡単。そんな節約の大革命が、ギュギュッと一冊になりました。 50円台でつくれるおやつも必見です!

タサン志麻

料理家・家政婦 大阪あべの・辻調理専門学校、同グループ・フランス校を卒業し、ミシュランの三ツ星レストランでの研修を修了。日本に帰国し、老舗フレンチレストランなどで15年勤務したのち、「より自由でおおらかなフランスの家庭料理のエッセンスを伝えたい」と家政婦に転身。2015年よりフリーランスの家政婦として独立。家庭の家族構成や好みに応じた料理が話題を呼び、「予約の取れない家政婦」としてメディアで注目される。現在も家庭に出向き、冷蔵庫にある食材で料理をする一方、料理教室やレシピの監修、開発など多方面で活躍中。フランス人の夫と2人の息子と4人暮らし

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