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コラム

3歳までにほぼ決まり、8歳までに「味覚」完成!子どものごはんで迷う「味付け」はこれでOK

【ママ&パパのはじめて離乳食vol.9】離乳食っていつから始めればいいの?作り方がわからない。食べてくれない…そんなお悩みを解決すべく、自身でも離乳食ブランドを手がける平澤朋子さんに、あれこれ聞いてみました。第9回目は「味付け」について。生後5ヶ月から2歳くらいまでは、どんな味でも受け入れて食べてくれる黄金期。味覚を育てる絶好のチャンスなので、いろいろな味を経験させ、くり返しあげることで嗜好が定着していきますよ。

小さい頃の味覚が一生の健康を左右する

子育てをしている中で気がかりなのは、子どもが元気に成長しているかどうか。健康でいることが何より大切だから、なんでもモリモリ食べて欲しいというのは、親なら誰もが願うことですよね。そのためにも、やっぱり離乳食って本当に大事だな〜と思うのです。

赤ちゃんが食べ物を食べはじめる離乳期は、与えたものをそのまま食べるので、ある意味なんでも食べてくれます。ただ逆に、間違ったものを与えてしまえば、それが味覚にすり込まれてしまい、嗜好として定着してしまいます。

早いうちから中毒性のある人工甘味料が使われたお菓子やパンを与えれば、赤ちゃんでも甘い誘惑に勝てなくなり、お野菜やお米に見向きもしなくなってしまいます。

だから、小さい時から食材本来の複雑な味を覚えさせてあげることが、一生の健康を左右すると言っても過言ではないと思います。

離乳食・幼児食で迷いがちな「味付け」

離乳食は基本味付けをせず、食材本来の味とお出汁のみでOK。そしてできれば、顆粒出汁ではなく、鰹節や昆布でとった出汁がベター。香りと旨みが全く違うので、舌にすり込むなら食材からとった出汁が良いと思います。毎回火にかけてとるのは大変なので、水出しが簡単です。夜、水に昆布と鰹節を入れておくだけで、翌朝にはおいしい出汁ができていますよ。

離乳食後期には、耳かきの先程度のお味噌やお醤油を足して、味覚の幅を広げてあげると良いでしょう。そして、離乳食を卒業して幼児食になっても、とにかく薄味を心がけたいですね。 一度濃い味を経験してしまうと、薄味に戻すことが難しく、どんどん味が濃くなっていき、不健康な食生活に陥る可能性があるからです。

3歳までにほぼ決まり、8歳までには完成すると言われている味覚。それまでにすり込まれた味が定着して嗜好となるので、その後、ジャンクフードなど味付けの濃いものが好きになったとしても、40代くらいになると、またすり込まれた味に戻ると言われています。

どんな食べ物をあげるといい?

お砂糖が使われたお菓子やパンは与えず、おやつは果物やさつまいも、とうもろこしなど自然の甘みに。調味料に関しては、味が強すぎるケチャップやマヨネーズ、ソース、ドレッシングなどは、幼児期にもできるだけ使わない、もしくは少量使いを心がけたいです。理由は、食材の味を消してしまい、味覚が鈍くなってしまうからです。

大人と同じ味付けは子どもにとっては濃いので、調味料は“ほんの少し”を基準に使用するのがおすすめです。ただ、あれもだめ、これもだめでは疲れてしまうので、これだけはNGというものを作っておくのが良いのかなと思います。

買い物の時に迷ったら…

私は調味料やお野菜は決まったものを購入しているのですが、子どもと一緒にお買い物に行くと「これ食べてみたい」と言われることも多く、その時は必ず商品の裏側に書かれた「原材料」をチェックしています。我が家は添加物が使われたものは基本買わないので、それもきちんと娘に伝えています。すると体にあまり良くないものということを理解しているので、それ以上買って欲しいとは言いません。

でもたまに、おじいちゃんやおばあちゃんにおねだりをして、お菓子を買ってもらうことがあるのですが、それは見逃すことにしています。あまりにダメダメでは、違った意味であまりよろしくないと思うからです。

お買い物の際、迷った時には「本当に子どもに食べさせたいかどうか」を基準にすると、自然と手に取る食材が変わってくると思います。子どもには心も体も元気に健康に育って欲しい。それを叶えるのは、一番はやっぱり「食」なんだなとつくづく思うのです。

画像提供:Adobe Stock

平澤朋子

食育アドバイザー。ライター歴23年、ビューティー&ファッションを中心に女性誌やWebマガジン等に執筆。2014年に女児を出産し、自身の経験から「本当に自分の子どもに食べさせたいかどうか」を基準としたこだわりの無添加離乳食「bebemeshi」を企画・開発する会社を2016年に設立。食育アドバイザーの資格を取得し、子どもの「食」の大切さを広める活動も行なっている。旅と食とお酒を愛する一児の母。

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