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コラム

かまぼこの「十二支飾り切り」が4万いいね!ご担当者さんに裏話やコツを伺ってみた

【Twitterでバズったごはん Vol.47】市販品などを上手に使い、ササッと作れておいしいレシピが日々投稿されているTwitter。その中から、とくに話題を集めたレシピや便利な料理の知恵を、編集部がピックアップしてお届けします。

おいしい&かわいらしい「十二支」が勢揃い!

Twitterでバズった料理に関するツイートに注目し、多くの人の心を鷲掴みにしたヒミツを解き明かしていく連載をお届けします。第47回目に注目したのは「かまぼこの十二支飾り切り」です。

こちらをツイートされたのは株式会社紀文食品の公式アカウントです。“かまぼこを飾り切りし、海苔などでかわいい顔を描いた十二支”をツイートしたところ、4万いいね(2022年1月11日現在)がつくほど話題に! さっそく、Twitterご担当者さんに詳細を伺ってみましょう。

オリジナルにこだわる&捨てる部分なし!

−−今回の「十二支の飾り切り」を作られたきっかけを教えてください

Twitterご担当者さん:若いお母さま方におせちや練り製品に親しんでいただきたいと、以前からさまざまな飾り切りをご提案していく中で、数年前にお正月にふさわしい十二支に着目しました。おせちや来年の干支に関心が高まってくる12月に向けて構想・作成し、発信をしています。

−−細部まで丁寧なデザインが施されていますが、実際にどなたが制作されているのでしょうか?

Twitterご担当者さん:おせち商品のプロモーション担当と、料理チーム(クッキングコミュニケーター)がタッグを組んでアイデアを出し合い制作しています。構想~試作を何度か繰り返し、ようやく完成という流れになります。十二支はだいたいですが、構想にのべ時間で数日、試作~完成までは今回スムーズに進みまして半日程度でできました。

−−制作中の苦労や楽しかった点などを教えてください

Twitterご担当者さん:世の中にさまざまな飾り切りがありますが、オリジナルで作ること。また、食べ物だけに切れ端等を極力出さず捨てる部分のないように、想像力をフルに働かせて作るので、久々に頭を使って(笑)消耗し、どっと疲れがでます。思い通りの形になったり、まったく違うものができてやり直したりと。その辺が大変でもあり、楽しい点です。

十人十色な「虎」の顔を描ける

−−食品会社ならではのこだわりや苦労もあるのですね。ところで、今年の干支である「寅」の作り方や、上手に仕上げるコツはありますか?

Twitterご担当者さん:詳細はHPにあるとらの飾り切りをご参照いただければと思います。材料は、かまぼこ(白)焼き海苔だけとシンプルです。上手に仕上げるコツは…、かまぼこを切ることが慣れないとギザギザになったり、真っすぐ切れず難しいですが、包丁を上下に滑らせるように動かすと、スムーズに切れ、仕上がりもきれいになります。海苔で顔を作る工程では、自由に個性のある十人十色の色んな寅ができるので、楽しいと思います。

やさしく微笑むかわいらしい「寅」

−−家族みんなで作ってみると楽しそうですね。実際にはどのような味わいですか?

Twitterご担当者さん:寅は、元の形をさほど崩していないので、普通にかまぼこのおいしさを味わえると思います。例えば、など細かい切り込みを入れるものは、食感が変わってきますが、かみ切りやすいのでお子さんや年配の方には食べやすいかもしれませんね。

見た目も食感も楽しい「酉」

−−最後に、読者の方にお伝えしたいメッセージはございますか?

Twitterご担当者さん:正直ここまでの反響があるとは思わずびっくりしていますが、作ってよかったと素直に思います。初トライで上手になかなかできないかもしれませんが、それも楽しんでトライしていただきたいです。十二支が完成してしまい、次の目標を作らなければと焦っています(笑)。また新しいテーマを考え、楽しんでいただける飾り切りを発信できればと思います。

お正月に定番のかまぼこで、こんなにも可愛らしい十二支ができるなんてびっくり。今年の「寅」や、ちょっと気が早いですが来年の「卯」にも挑戦すれば、お正月気分を思い出してのんびりすごせそうですね。ぜひツイート先を参考にしながら、自分らしい表情の干支を描いてみませんか?

(TEXT:八幡啓司)

株式会社紀文食品/株式会社紀文西日本
かまぼこやおでんの具材など、食卓をおいしく彩る、魚肉練り製品を中心に製造している。自社製品のおいしい食べ方やレシピなど、食にまつわる楽しいツイートが好評。

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