キッチングッズマニアな料理ライター
【読んでおいしい!グルメ漫画 Vol.13】ここ数年、実写化もされ注目を集めている漫画ジャンル「グルメ漫画」。読むだけでも面白く、載っているレシピを再現しても楽しいですよね。本連載では、そんなグルメ漫画を、毎月ピックアップしてご紹介します。今回ご紹介するのは、幼馴染のふたりがおいしいごはんを作って食べる『合鍵くんと幸せごはん』(©️黒麦はぢめ/KADOKAWA)です。
主人公は会社員の渚。雑誌の編集者として忙しく働く彼女は、ひょんなことから7歳年下の幼馴染で長距離ドライバーの浩を自分のマンションに住まわせることになります。 彼が帰ってくるまでに、渚は美味しいごはんをたっぷり用意して、一緒に食べるのが恒例になりました。
ひとりで食べるごはんよりも、ふたりのほうがごはんがおいしく感じて、箸が進む。 そして二人の関係にも変化が訪れていく…。
『合鍵くんと幸せごはん』は、渚と浩の二人がごはんをおいしく食べて幸せを感じる、ふたりごはんグルメ漫画です。
『合鍵くんと幸せごはん』の一番の見どころは、浩の食べっぷりです。
浩は「大型犬」と例えられるほど、大柄で食欲旺盛。渚が用意した大量の料理は、いつも残らず浩のお腹におさまっていきます。
大盛りのごはん、大皿にてんこ盛りのハンバーグ…さまざまなごはんを大きな口で食べていく浩の姿は、見ていて気持ちがいいのです。 この食べっぷりを間近で見られる渚がうらやましくなります。
そして浩が平らげる渚のごはんは、忙しく働いて帰宅してからでも用意できる、簡単だけど満足感の高いメニューが多く、同じように忙しい方の参考になるものが多くあります。 今回は『合鍵くんと幸せごはん』2巻より、鶏肉を使った料理を2品ご紹介します。
いつものように、仕事帰りに夕食の材料を買って帰宅した渚。きょうのメインは鶏肉と決めていましたが、何を作ろうかピンときていないようです。
そんなところに浩が帰宅して、仕事先で買ったおみやげを手渡します。 袋の中身は…紀州の梅干し!鶏肉と梅干しを使ったメニューを作ることに決まりました。
まずは梅干しを食べやすく調理します。包丁で叩き、調味料と一緒に鍋で軽く煮て、かつお節を混ぜたら完成です。
次は鶏肉の調理です。 半分の鶏肉をそぎ切りにして酒と塩をもみこみ、片栗粉をつけて茹で、冷やして「水晶鶏」を作ります。
残りの鶏肉に粉をはたき、梅肉・しその葉を乗せてフライパンで焼いて、2品目の「梅しそ焼き」も完成しました!
ぷるもちとザクザク、口に入れたときの食感が違う2品、どちらも浩はおいしそうに平らげていきます。 梅肉がアクセントになっているので、白いごはんによく合いますよね!
なんとクックパッドにも、水晶鶏レシピが約160品、鶏肉の梅しそ焼きレシピが約42品もありました(2022年10月1日現在)。
水晶鶏をよりおいしく食べるタレが紹介されていたり、むね肉やささみを使ったバリエーションなどもありますので、ぜひお好きなレシピで作ってみてくださいね。
時間がない時でもさっと作れてごはんに合う、鶏肉×梅肉のおかず。 鶏肉料理のバリエーションに悩んだ時に、ぜひお試しください。(TEXT:菱路子)
※ メイン写真はこちらの記事をイメージして選定させていただきました
画像提供:Adobe Stock
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料理ライター、モノライター、編集者。料理関連の会社に勤めるかたわら趣味で立ち上げたお弁当ブログがきっかけとなり、ライターとしてのキャリアをスタート。料理コラムの執筆やレシピ提案、料理写真撮影などで活動中。キッチングッズマニアで、ネットでグッズ情報を探すのが大好き。ITエンジニアの夫、小学生の娘、キジトラ猫と暮らしています。
・クックパッドニュースでレシピ記事を1000本以上執筆。
・株式会社 朝日デジタルラボの運営する情報サイト「moovoo」でレビュー記事執筆。
・その他、会員制サイトの料理コラムなどを担当。