【掃除職人のキッチンきれい術vol.4】チャンネル登録者数25万人超えのYouTubeチャンネル「お掃除職人きよきよ」をご存じですか? ハウスクリーニング、ビル清掃などお掃除に関わる仕事に携わって35年以上のきよきよさんが、様々なお掃除の仕方を分かりやすく紹介しています。そのきよきよさんに、クックパッドニュース読者から寄せられた“キッチン周りのお手入れ&お掃除HowTo”に答えていただきます!
換気扇は、年末の大掃除のときにお掃除をするイメージがありますよね。でも、実は換気扇のお掃除に適した季節は年末ではないとのこと。今回は、お掃除職人きよきよさんに、換気扇の掃除に適した時期と掃除の仕方を聞きました。
換気扇のお掃除は、気温が高い季節にすることをおすすめします。寒い季節は油がガッチガチに固まってしまい、こそぎ落とすのが大変です。しかし、暑い季節だと油が溶けているので、汚れをキッチンペーパー拭き取ることができて、お掃除時間を約半分に短縮できます。
換気扇のお掃除には、アルカリ性洗剤を使用してください。キッチンペーパーでおおまかな汚れを拭き取った後は、アルカリ性洗剤をつけたスポンジでこすった後に洗い流してください。
しつこい油汚れが気になる場合は、アルカリ性洗剤を溶かしたお湯に漬け置きをしてから洗うと汚れが取れやすくなります。アルカリ性洗剤がない場合は、重曹を代用してもいいですよ。
油がたまりやすい箇所は、手袋やサッシブラシを用意することをおすすめします。
換気扇のお掃除が終わったら、換気扇全体にカバーをつけましょう。このカバーをかけておくことで、換気扇のお掃除の手間がグンと減ります。
私がお掃除に行くご家庭で、換気扇にカバーをかけているご家庭は3割程ですが、カバーがしてある換気扇は本当にお掃除がラクです。中には二重、三重にしてカバーをかけている方もいらっしゃいます。そこまでしっかり予防しておけば、数か月に1度カバーを変えるだけでお掃除が完了します。
換気扇用のカバーは、100円ショップでも購入することができます。安価でお掃除を楽にできるとなれば、使わない手はないですよね。
カバーの交換タイミングは、毎日揚げ物をする場合は、1か月に1度。普通に料理をする場合は2〜3か月に1度。もしくは、カバーの色が変わってきたら交換という目安で良いと思います。
カバーをしていない換気扇は、夏になると油汚れが垂れてきたりします。それは換気扇掃除のタイミング。放置するとゴキブリのエサになったりするので要注意です! 夏場に換気扇の掃除をして、しっかりカバーをしておけば、年末はシートを変えるだけで大掃除が終わるので楽ちんです。
(TEXT:上原かほり)
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ハウスクリーニング、ビルの清掃 、ショッピングセンターの清掃などさまざまな場所でのお掃除を約35年間経験してきたお掃除のプロ。 2016年に、YouTubeチャンネル「お掃除職人きよきよ」を開設。当初は清掃業者に多く視聴されていたが、次第にプロの技を学びたい一般の視聴者が増えていき 、人気チャンネルとなる。登録者数は24万人を超える(2022年6月現在)。 毎週金曜日の夕方に更新される動画は、「落ちにくい汚れがキレイに落ちる!」とプロから一般の方まで幅広く支持されている。