【掃除職人のキッチンきれい術vol.6】チャンネル登録者数25万人超えのYouTubeチャンネル「お掃除職人きよきよ」をご存じですか? ハウスクリーニング、ビル清掃などお掃除に関わる仕事に携わって35年以上のきよきよさんが、様々なお掃除の仕方を分かりやすく紹介しています。そのきよきよさんに、クックパッドニュース読者から寄せられた“キッチン周りのお手入れ&お掃除HowTo”に答えていただきます!
すでに今年の終わりが見えてきたこの季節。11月とはいえ、早いうちから年末に向けた大掃除をはじめる方も少なくないですよね。まずは大物から片づけたい! ということで、今回は冷蔵庫の掃除ポイントを聞きました。
冷蔵庫の掃除は、中のものを出す必要があるので、暑い季節よりは寒さを感じるくらいの季節が適しています。とは言え、お部屋の中が冷蔵庫のように涼しいわけではないと思うので、できるだけ食べ物のストックが少ないタイミングを選ぶと良いでしょう。
まずは、冷蔵庫の中のものを全て出します。その後、外れるパーツは外していきたいのですが、ここ大切なのは”パーツを外す前の状態を写真に撮っておく”こと。最近の冷蔵庫は、パーツが複雑で、外したのはいいけど元の状態に戻せなくなった! なんて方が少なくありません。しっかり戻せるように、パーツを外す前の状態を把握しておきましょう。これをすることで、冷蔵庫掃除のイライラが減ります! 普段はパーツまで外さないという方も、年に1度はパーツを外したお掃除をしておくといいですよ。
冷蔵庫の掃除をしていて一番多いのは、賞味期限が切れたものがたくさん発掘されることです。賞味期限が長いと思っていたけれど、気がつけば切れていたということはよくあります。大掃除のタイミングで、冷蔵庫の中の賞味期限もチェックしましょう。
冷蔵庫の中で、最も汚れやすいのは扉についている内側ポケットの底部分です。ここは、醤油など調味料がこぼれてカリカリになっていることが多いゾーン。また、ゴムパッキンも見落としがちですが、汚れているパーツです。ゴムパッキンが汚れているとエネルギー消費効率が悪くなるので、小まめに掃除をしておくことをおすすめします。
野菜室は、乾燥した野菜の皮が底のほうに溜まっていたりします。これは、掃除機で吸ってください。
冷凍庫は、汚れよりも霜をチェック。もしできていたら、できるだけ取り除きましょう。
冷蔵庫の外側もしっかり拭いてあげましょう。扉や取っ手、上の部分にもほこりが溜まっていたりするので要チェックです。
冷蔵庫の中の臭いが気になるという場合、必ず臭いの元になるものがあります。まずはそれを見つけて取り除くこと。冷蔵庫というよりも食品が原因だったりもするので、しっかり臭いの元を除去してください。
食品を保存する場所なので、冷蔵庫の掃除には中性洗剤を使いましょう。しっかり拭き取った後は、アルコールスプレーをすると良いですね。パーツを洗い、次亜塩素酸でつけ置きをした場合は、よくすすぎ、しっかり乾かすこと。これも最後にアルコールスプレーをすると良いでしょう。
(TEXT:上原かほり)
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ハウスクリーニング、ビルの清掃 、ショッピングセンターの清掃などさまざまな場所でのお掃除を約35年間経験してきたお掃除のプロ。 2016年に、YouTubeチャンネル「お掃除職人きよきよ」を開設。当初は清掃業者に多く視聴されていたが、次第にプロの技を学びたい一般の視聴者が増えていき 、人気チャンネルとなる。登録者数は24万人を超える(2022年6月現在)。 毎週金曜日の夕方に更新される動画は、「落ちにくい汚れがキレイに落ちる!」とプロから一般の方まで幅広く支持されている。