【話題のレシピ、試してみた Vol.13】世の中で流行っているレシピや、クックパッドニュースで人気を集めたレシピ。料理の楽しさを発信しているクックパッドアンバサダーのみなさんが、気になるレシピを実際に試してレポートします!
SNSで人気に火がついたパスタ「暗殺者のパスタ」(Spaghetti all'Assassina)をご存じですか?
1960年ころイタリアの南部プーリア州で生まれたと言われるピリ辛のパスタです。作り方がいつものパスタと違うということなので、さっそく試してみました。
今回は、クックパッドに投稿されたこのレシピを試してみました。
パスタ…100g
●トマト缶(カットトマト)…200g
●水…300ml
●塩…2g
ニンニク…2個
鷹の爪 …1本(大きめ)
オリーブ油…大さじ1.5杯
1.●を合わせておく。
2.ニンニク、鷹の爪を刻んでオリーブオイルと火のついてないフライパンに入れた後、弱火で炒める。焦げ付き注意。
3.全体がきつね色になるまで熱したら、●をお玉2杯分入れて沸騰させる。
4.パスタを半分に折って加え、フライパンに押し付けつつ、おこげができるまで様子を見ながら水分を飛ばす。
5.●を2~3回に分けて加える。水分を飛ばしおこげができたら、●を追加するを繰り返す。
6.3回程繰り返したら、最後におこげを作って完成。
リゾットを作るような手法(リゾッタータ)で作り、さらにパスタにおこげをしっかりつけていくのが特徴的な仕上げ方のこのパスタ。ソースを加えて煮ていくたびに、トマトの色も香りも濃く、そして風味も増していそうでした。
実際にいただいてみると、麺の食感は焼き付けた部分が香ばしく、鉄板で焼いた大人味のナポリタンのような味わい。煮詰めていったトマトソースが、とても濃厚でおいしい!おこげのパリっとした食感や、ソースを煮詰めた特濃感など、一口で様々な味わいを感じられます。
これまであまり日本では紹介されていなかった、暗殺者のパスタ。今、またイタリアでブームになっているというのも頷けるおいしさです。イタリアでは、このような名前がつけられたパスタが色々ありますが、こちらは見た目の色や、辛さからこのような名前がついたという説も。もともとは、前夜のトマトソースのパスタのリメイクから始まったそうです。
この作り方をベースにして、家にあるもので手軽にアレンジするのも楽しそうですね。みなさんも話題のパスタで、ご家庭のテーブルを彩ってみてはいかがですか。
飯田深雪氏に師事。フランス料理をベースとした家庭料理やスイーツ、テーブルコーディネートなどを学ぶ。在欧中、フランス人、イタリア人、ドイツ人、多国駐在経験者、コルドンブルー講師に料理、製菓を教わり、帰国。帰国後は多数のレシピ提供、アンバサダー活動、記事執筆など幅広く活躍中。海外生活経験を生かした多国籍料理が得意。