2月19日は「雨水(うすい)」。「立春」から、さらに春に近づき、空から降るものが雪から雨に変わる時期という意味です。とはいえ、急に大雪が降ったりするなど、気温が変動しやすく不安定な時期。栄養たっぷりのあったかい食事で体調をととのえましょう。
「雨水(うすい)」は、空から降るものが「雪」から「雨」に変わるころ、という意味。二十四節気の第2で、旧暦1月の中気にあたります。
雪が溶け、草木が芽生える頃を指すため、昔から農耕の準備をはじめる目安にもされてきました。また、「春一番」が吹く頃でもあります。春の知らせが一気に訪れることを表す暦ですが。実際は春はまだ遠く、大雪がふったりすることも。天気が行きつ戻りつを繰り返す「三寒四温」もこのころから使われる言葉です。季節が春を迎えるために必要なプロセスではありますが、不安定な気候に体調を崩しやすいときです。栄養があるあったかい食べもので体調をととのえ、季節の変わり目を元気に乗りきりたいものですね。
春を待ち遠しく思いつつも、気候は逆戻り、なんてことは、この時期によくあること。お天気に振り回されて体調をくずしたりしてしまいがちなので、たっぷりビタミンをとって、体を元気に保ちたいものです。「三寒四温」のこの時期におすすめの、栄養満点ごはんをクックパッドの投稿からご紹介しましょう。
ところで、「雨水」の日にひな人形を飾ると良縁に恵まれる、というお話があるのをご存知ですか? 「雨水」が過ぎたらもうすぐ3月。女の子の婚期に例えられることの多いひな人形。確かに暦を目安に早めに飾り付けたほうがいいですね。 「雨水」の次にくるのは「啓蟄(けいちつ・今年は3月6日)」。大地に眠っていた虫たちもそろそろ起きだすころ。本格的な春ももうすぐです。(TEXT:田久晶子)
季節の変化と太陰暦のずれを調整するために、1太陽年を24等分にわけて設定したもの。12 の「節気」と12の「中気」があり、それぞれに「立春・啓蟄・雨水・大雪」など、天候や生き物の様子を表した季節感ある名前がついています。昔から季節の変化を知る手段や農作業の目安として使われていました。人々の暮らしに根づく暦として、今も親しまれています。