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コラム

栄養価UPの“干しヂカラ”!!2月17日は千切り大根の日

今日は、広島県の乾燥野菜食品メーカーが制定した「千切り大根の日」。「千」の字を「二」と「1」に見立て、「切」の字の「七」を合わせて2月17日になりました。「千切り大根」とは関西から西の地域の呼び名で、関東地方でいう「切り干し大根」と同じ。元々〈長期保存〉を目的として作られた伝統食は、日持ちすること以上のメリットがいっぱいです。

野菜は“干す”と、なぜ美味しくなるのか?

ここ数年、「干し野菜」が注目されはじめ、自宅のベランダなどで作っている方も多いようです。まだその魅力をよく知らないという方のために、まずはイイところチェックから。

風味・甘みが増す!

新鮮な野菜を“みずみずしい”と言いますが、“みずみずしさ”を作っているのは「水分」。干してその水分が蒸発することで、野菜本来の風味が凝縮され、糖度上がります。

ほぼ丸ごと使える!

生で使うときは青臭さやえぐみがあったり、食感の悪さなどでむいたり捨てたりしてしまう皮や葉なども、干すと旨味が増え、歯ごたえが良くなるので、野菜をほぼ丸ごと使えます。

調理がラクになる!

水分が抜けているため、味つけが染み込みやすく煮崩れもしません。炒める場合も少量の油でカラッと仕上がり、電気やガス、時間の節約にも役立ちます。

栄養価がアップする!

水分が多くて傷みやすい、干すのに不向きな野菜(もやしやレタスなど)以外は、生のままより栄養価が高くなる傾向があります。

千切り大根の栄養価アップは、驚異的!!

千切り大根は干し野菜の中でも、生の状態と比べた栄養価上昇が著しい優等生です。食物繊維、カルシウム、鉄分が豊富なので、便秘や貧血が気になる女性や、成長期のお子さんなどは特に、「生」より「干し」を選ぶのが正解です!

手作り「切り干し大根」にチャレンジ!

つくれぽ2,800件超!やっぱり煮物は王道です♪

甘くて美味しい煮出し汁を飲んで、お腹スッキリ!

まもなく入学や就職などで、一人暮らしを始める方も多いと思います。日持ちがして、栄養もたっぷりで、料理もラクな「千切り大根」を、新生活の常備菜にしておくといいですよ。(TEXT:大河原裕美)

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