フレンチトーストやパンケーキに続いて、今「エッグベネディクト」が話題!昨年オープンしたエッグベネディクトとパンケーキのお店『エッグセレント』をはじめ、アメリカの『Sarabeth’s』や『Slappy Cakes』など究極のエッグベネディクトを求める人たちで連日賑わう人気ぶり。そもそもエッグベネディクトってどんな料理?特徴的なオランデーズソースってどうやって作るの?
アメリカではブランチメニューの定番ともいえる「エッグベネディクト」は、トーストしたイングリッシュマフィンに、ポーチドエッグとベーコンなどをのせ、その上からオランデーズソースをかけたもの。
そのルーツは諸説あり、ウォースストリートで働いていたレミュエル・ベネディクト氏が二日酔いを直すためにホテルに特別に注文したのがきっかけという説や、銀行家でヨット乗りのイライアス・コーネリアス・ベネディクト氏が作った説とか、ル・グラン・ベネディクト婦人が考案者という説まで、さまざまな由来が飛びさすほどの興味深い料理なんです。
オランデーズソースは、卵黄とレモン汁、溶かしバターを合わせた濃厚なソース。分離しやすいバターとレモン果汁を、卵黄を使って乳化させるフランス高級料理5つの基本ソースの1つでもあります。また、オランダのソースを模したことによる名前なのだそうです。
ベーコンの代わりにハムやサーモンを使ったり、ほうれん草やアスパラガスなどの野菜を組み合わせたりと、地域ごと、お店ごとにさまざまなレシピが人気になっています。 ハムをコンビーフやアイリッシュベーコンに代えるアイリッシュベネディクトや、イングリッシュマフィンの代わりにワッフルを使用するワッフルベネディクトなどもあります。
アメリカの定番卵料理に、フランス高級料理のソースを組み合わせるという、なんとも贅沢なエッグベネディクトをおうちでも簡単に作ってみましょう。
ぜひ週末の朝に作ってみませんか?エッグベネディクトで優雅な朝食タイムを過ごしてみましょう!(TEXT:太田さちか/ライツ)