暑さも落ち着き、空気がひんやりと感じる日が増えてきました。
これから本格的に秋に入り、空気が乾燥する前に身体を潤すはたらきのある食べ物で、乾燥対策をしておきましょう!
梨には、からだの水分を補うはたらきがあるため、喉や鼻などの粘膜の乾燥、肌の乾燥 を感じる時に食べるのがおすすめです。 また、発熱時の軽い脱水症状の改善にも効果的 で、少し身体を冷やす作用があるため、熱っぽいときには多めに食べると良いでしょう。
梨は、夏バテでだるいときや、急に空気が乾燥し始める秋口にぴったりな食材といえます。
梨には少し身体を冷やす作用があるため、冷え症や胃腸が弱い人は食べ過ぎに注意が必要です。ただし、煮ると身体を冷やす作用が弱まる ので、体質によっては生ではなく、加熱してコンポートにしたり、デザートにして食べるのがおすすめです♪
中華料理では、梨と豚肉を組み合わせてワンタンの中の具材として用いることもあります。火を通すとみずみずしさがアップして、ワンタンもジューシーさが増しますよ。
白きくらげとはちみつを組み合わせた簡単な梨の薬膳デザートをご紹介します。
白きくらげとはちみつ にも、梨と同様に 肌を潤すはたらき があり、相乗効果が期待できます。
これからの乾燥が気になる季節に備えて、潤いを与えてくれる梨の薬膳デザートを取り入れてみてくださいね。 冷えを感じやすい人は、温かいまま食べるとよいでしょう。
漢方・漢方薬・薬膳のポータルサイト「漢方デスク」で、漢方の専門家として食事やライフスタイル、漢方薬について提案している薬剤師です。「みんなの漢方相談」でお悩みに関してもお答えしています。