ぶどうの旬は8月〜10月。まさに今が旬のフルーツといえます。シルバーウィークに、ぶどう狩りに行く予定の人もいるのではないでしょうか?
甘くて美味しいぶどうは、美味しいだけでなく実は女性の悩みを解決してくれる優秀なフルーツ! 今回はそんな、ぶどうの薬膳効果をご紹介します。
気と血を補う作用のあるぶどうには、からだを元気にする作用があります。
また、水分代謝を促進してくれるので、のどの渇きを癒やしたりむくみの改善にも効果があるほか、血を補うはたらきがあるので、貧血の予防にも効果があります。
薬膳では、体を温めたり、冷やしたりする食材の性質を重要視します。例えば、熱がりの人には熱を冷ます性質の食材、寒がりの人には体を温める食材がすすめられます。
しかし、「平性」の性質を持つ食べ物は、体を温めも冷やしもしません。平性の食材は、あらゆる体質の人に向く食材なので、常食にも向いています。 ぶどうは「平性」であるため、冷え症の人でも食べやすいフルーツといえます。
旬の食材には、その季節に適した性質を持っているものが多く、薬膳では旬のものを食べることが体を健康に保つと考えられています。
そのまま食べても美味しいぶどうですが、ぶどうとビネガーを一緒に摂ると、ぶどうの効果を高めてくれるのでおすすめ。サラダなどで取り入れると良いですね。
このレシピでは、生のぶどうを使用していますが、ぶどうが手に入りにくい季節にも取り入れるには、干しぶどう がおすすめです!
また、干しぶどうを選ぶ際には、緑色のものよりも、血を補う作用の強い黒色のもの を選ぶのがポイントです。
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