世界の家庭料理を旅しよう!世界中の食卓で料理をつくる人 (COOK) と食べる人 (HIKER) をマッチングするWebサービス、KitchHikeの世界各国の食卓を巡る連載。今回は、東京は、亀戸にお住まいのネパール人プルニマさんのお宅で、栄養満点の美味しいネパール料理をいただきました!
最初に取りかかったのはお豆のスープ「ダル」。ひたすらぐつぐつ煮ます。 このお豆、日本には売っていないそうで、ネパールへ帰るときにまとめて購入してくるんだそうです。そんな貴重なスープを味わえるなんて感激です。
柔らかくなったところで、ターメリックなどで味を整えます。 「ダル」は、日本で言うと「お味噌汁」にあたり、栄養価も高いので病気の時など身体を癒すための「おかゆ」のような役割もあるそうです。
「ダル」と並行して作ってくださったのは、「タルカリ」。「タルカリ」は鶏モモ肉のトマト煮込みです。カレーに似ています。これは、もお〜最初からいい匂いを放っていました!
まずは、油でニンニクを炒め、きつね色になったところでトマトとタマネギ、最後に鶏肉が入り、しばらく煮込みます。
これは、もう美味しいにきまっていますね。早く食べたい願望を押さえるのにとっても苦労します。最後にパクチーが入ります。
そして、お次の「サグ」は青菜の炒め物です。 「ほうれん草でもどんなお野菜でもいけるでしょ?」とプルニマさん。 つぶしたニンニク、青唐辛子を弱火で炒め、香りがでてきたところでほうれん草をいれます。 作り方はいたってシンプル。 確かにこんなに簡単で美味しい野菜炒めは、今日から毎日の食卓に出したい一品に確定です!
そして、最後はいよいよネパールの蒸し餃子です!世界の誰もが愛する蒸し餃子。
日本だと、餃子は買うか皮を買うかが一般的かな?と思うのですが、彼女の餃子は、皮から作ります。徹底して手作り。愛情がたくさんたくさん入っています。
蒸し器もやはりネパールから持ってこられたそうです。祖国を離れての食生活では器具は使い慣れた物は必須なんですね。
お料理の材料は、実に幅広く、野菜とお豆がたっぷりの栄養満点のお料理です!
ネパールでの食事スタイルは、一般的には床に胡座で座り、右手を使って食べ、そしてなんといっても大家族で住んでいるため食卓もかなりの大人数で共にするそうです。
そんな文化を持つプルニマさんの食卓で美味しい家庭料理を食べていると、家族の一員になったような気分にもさせてくれます。みなさんも、プルニマさんのお料理を食べたら、明日も思わず訪ねてしまいたくなるかもしれません!
料理中から良い香りを放っていて、作っている側から早く食べたくて仕方ありませんでした。料理が完成して、お皿に盛りつけられたその様子はまさにネパールスタイル!テーブルの上がネパール色になる様子にテンションがさらにあがりました。
見た目はもとより、お料理は、「美味しい!」の言葉が出る隙もなく無我夢中でいただいてしまいました!
プルニマさんのお料理は、お母さまから受け継いだ味だそうです。彼女のお料理は毎日食べたいほどに美味しく、心にしみる優しい味でした。
自分の国で、他国の家族とその家庭料理を一緒に楽しみ、お互いの国のことや他愛ない話ができたその時間は、貴重なひとときでした。レストランでは味わえない、いつもとはちょっと違うご飯の時間。またいつか、今日のような素敵な時間を過ごしたいです!
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