世界の家庭料理を旅しよう!世界中の食卓で料理をつくる人 (COOK) と食べる人 (HIKER) をマッチングするWebサービス、KitchHikeの世界各国の食卓を巡る連載。今回は、タイはバンコクのプロイちゃんの食卓へ!おいしいタイの家庭料理をいただきました。
お母さん直伝のレシピを使って私たちに伝統的なタイ料理を豪勢に振る舞ってくれたプロイちゃん。
そんな気になるタイ料理はこちらっっ!
ヤムウンセンはタイで取れるハーブをふんだんに使った春雨サラダです。特徴的なのは多種多彩な具材たち。もやしの原料となる豆をすり潰して糸状に伸ばした春雨をベースに、茹でた豚のひき肉、スライストマトやオニオン、そしてタイ料理を語る際に欠かせないパクチーやトンホームと呼ばれる小ネギなどのハーブ野菜を混ぜ合わせます。仕上げに、味を整えるためのマナオと呼ばれるタイレモン汁やナンプラーを加えていき完成です!香り豊かなハーブ野菜と少しピリッとした辛さの春雨が何とも絶妙なバランスを保っていました。おかわりが止まりませんっ!
カイチアオはタイ風にアレンジされたオムレツ料理です。昔から多くの人に親しまれ続けているタイ料理のひとつで、作り方はとてもシンプル!中華鍋を熱してから、オリーブオイルをたっぷりと注ぎます。そこに溶いた卵を流し込み「焼く」というよりも「揚げる」イメージで火を通し、オイスターソース、ナンプラーや砂糖などお好みで調味料を加えて完成です。ポイントは卵を溶く際になるべく空気をいれるようにすること、そうすることでよりフワフワのカイチアオができるそうです。
タイ料理と言ったら真っ先に頭の中に浮かぶのがコレ!トムヤムクンです。まず、下ごしらえとして海老のスジを取り除き、そしてハーブ野菜たちを的確なサイズに切っていきます。ここで使用するのは、パクチー、パクチーファラン、カー、タクライ、そしてレモングラス。またお好みでてはナンプラー、レモン汁、そして無理しない程度がオススメなのが、唐辛子です。トムヤムクンは辛い料理として有名ですが、個人の好みによって「カーネーション」と呼ばれる無糖練乳を入れたクリーミータイプにする事もできます。もちろん、そのままの辛さを楽しむクリアースープタイプもありますよ。それにしても、様々なハーブ野菜やスパイスが投入されても、最終的にバランス良く味が整うから不思議です......。
タイの伝統的なデザートとして親しまれているカオニャオマムアン。ココナツミルクと砂糖と塩で炊いたもち米に、熟成したマンゴーを添えた出来上がり!の簡単デザートです。日本ではあまり見かけない料理なのでイメージがしづらいかもしれませんが、気になるお味の方は「タイ版トロピカルおはぎ」というと伝わりますでしょうか。ココナッツミルクとマンゴーの濃厚な甘みともちもちしたお米のコンビはかなりのトロピカルな気分を満喫できます!
今回のKitchHikeで元々好きだったタイ料理がもっと好きになりました。独自の文化と自然で育まれたタイ料理は個性的であるにもかかわらず、どこか家庭的で、懐かしくて、また食べたいと思わせる味が多いと感じます。きっとそれは料理だけでなく、タイという国や人々に対しても共通して言える特徴なのだろうなぁ、と筆者は思うわけです。
そんなちょっと感慨深い気持ちにさせられた今回のKitchHike。前菜からデザートまで、タイ料理の醍醐味である「酸っぱい・辛い・甘い」の3拍子を見事に食験できてとても大満足でした。
プロイちゃん、ขอบคุณ มาก ค่ะ(本当にありがとう)!
世界中の食卓で料理をつくる人(COOK)と食べる人(HIKER)をマッチングするWebサービス。現在28ヶ国500以上のメニューを公開。KitchHikeマガジンやFacebookでおいしい情報を発信中! https://kitchhike.com
旅行者を自宅に招いて料理をふるまうCOOKになってみませんか?外国人と交流する機会に。独立開業前のトライアルや、ちょっとしたお小遣い稼ぎにも。身につけた料理の腕前、披露するチャンスがここにあります。 旅先や海外の家庭料理を食べて現地の人と交流してみたい人は、HIKERになってみませんか?食文化は暮らしの真ん中。海外はもちろん、日本に住む外国人COOKたちもあなたの訪問をお待ちしています。