今日9月1日は国が制定した『防災の日』です。この日が防災を考え、準備する日になったのは、大正12年(1923年)9月1日午前11時58分に発生した「関東大震災」に由来しています。
今年4月に発生した熊本地震の際、クックパッドニュースでは「災害時にも役立つレシピ」を配信しました。非常時にも役立つレシピは、“あるものを活用して手間なく作れるもの”が基本。普段の日にも、もちろん役立ちます。もしもの時にスムーズに作れるように、普段から予行演習しておくのはいかがでしょうか。
災害が起きたとき、とにかく大切に使いたいのが「水」。だから茹でる必要のあるパスタは敬遠されがちですが、実は少量の水でも茹でられる方法があります。パスタは家に常備してあることが多い食材ですから、覚えておくと活用できる可能性大です。
災害の規模や種類によって一概には言えませんが、ライフラインの復旧は「ガス」より「電気」のほうが早いこともしばしば。電気が使える状況であれば「電子レンジ」と、家庭の常備率が高い「ホットケーキミックス」を活用しましょう。ホットケーキミックスは調味不要だし、レンジでも簡単に膨らみますから、手間もかからず便利です。
電気もガスも途絶えたまま、使えるのは「カセットコンロ」だけ。そんな状況だとコンロでお湯を沸かしてカップラーメンを食べるなど、マンネリ化してしまいがち。そういう時にこそちょっと目先を変えて、フライパンでパンを作ってみましょう。
世界有数の地震国である日本。もしもの時への備えは、十分にしておいて損はないはず。備蓄品の見直しはもちろん、いざというときに作れるレシピも、今からストックしておきましょう。(TEXT:大河原裕美)