宅飲み赤ワインにつまみたいものといえば、チーズや生ハム、カルパッチョなど…手軽に食べられるものをレパートリーとしてストックしている人も多いはず。
しかし今、季節は秋。せっかく四季がある国に暮らしているのですから、秋の味覚を味わって季節感を感じたいものですよね。
そんなときにおすすめなのが…「しいたけ」!実は赤ワインとしいたけ…赤ワイン+ステーキよりも相性がいいという結果が出たのです。
では赤ワインとしいたけの相性を見ていきましょう!
検証するのは…
おなじみ味覚センサーレオ!味覚センサーかつ人工知能というハイスペックの持ち主です。
こいつでまず、赤ワインとしいたけの基本的な味を分析してみました。なお、しいたけの味付けはバター醤油ソテーです。
赤ワインは苦味と酸味に特化!いっぽう、しいたけは旨味と塩味に特化!当たり前ですがぜんぜん違いますね。
まったく別の味覚をもつこの2つ。合わせてみると…
こんな感じ。赤ワインの苦味と酸味、しいたけの旨味と塩味が見事に合わさり、複雑な味わいに。
味の相乗効果や抑制効果は起こっていないようです。
次に、この測定結果から「相性度」を算出。
相性度は、食べ合わせる食品同士でお互いの味の特性を引き立たせることができているほど相性度が高い=おいしい食べ合わせである、といえる数値。
90pt以上で「おいしい」、95pt以上で「とてもおいしい」となるのですが…
赤ワイン+しいたけは98!
なんとこれ、赤ワイン+ステーキを凌駕する数値なのです…!
ちなみに椎茸は冷凍することで旨味が10%アップするキノコ。たくさん買って冷凍しておいて、赤ワインを飲むときに冷凍庫から取り出しさっさとソテー…と手軽に作れちゃうのも嬉しいポイントです。
赤ワインのおつまみにしいたけ、ぜひ試してみてくださいね♪
味覚研究家。AISSY株式会社代表取締役社長 兼 慶応義塾大学共同研究員。味覚を数値化できる味覚センサーを慶大と共同開発。味覚や食べ物の相性の研究を実施。メディアにも多数出演。ブログ『味博士の研究所』で味覚に関するおもしろネタを発信中。