最近よく聞くようになった「秋バテ」という言葉。これは夏の疲れがたまっておきる不調のこと。その症状には大きくわけて、「なんとなく不調」「胃腸の疲れ」「夏太り」という3つのものがあるそう。今回は、そんな秋バテを解消するごはんにフィーチャーしました。
9月16日放映のNHK「あさイチ」の「夢の3シェフ競演」のテーマは、“夏の疲れ解消ごはん”でした。夏の疲れを引きずっている、いわゆる秋バテの人におすすめの料理を、3シェフが披露してくれましたよ。秋バテ解消ポイントと一緒に似たレシピをご紹介します。
なんとなくだるい、やる気が起きない、そんな“なんとなく不調”解消には、ピリリと辛い唐辛子がおすすめ。夏から秋にかけての気温の変化に体が対応しきれず、乱れた自律神経バランスを整えてくれるのが、この唐辛子なんだとか。
イタリアンの落合務さんが教えてくれたのは、唐辛子とトウバンジャンを使ったイタリアンマーボー丼!チーズたっぷりで仕上げにアーモンドをトッピングしたマーボー丼は、白いごはんはもちろん、パンにも合いそう。
なお、自律神経を調えるには、唐辛子の他にもビタミンEがお役立ち。ビタミンEは落合シェフが仕上げにかけたアーモンドはもちろん、アボカドやカボチャにもたっぷり。唐辛子と一緒に摂れば相乗効果も!
次は“夏太り”におすすめなレシピです。暑い夏は、体温を維持するために使うエネルギー量が少なく、冬よりも基礎代謝が低下するため、実は太りやすい時期。さらに運動不足も重なり、夏に太る人は意外と多いんだとか。夏太りの解消には、低カロリーでうまみたっぷりのきのこがおすすめ。さらに温かい汁物が代謝アップを促してくれるということで、中国料理・孫成順さんが「きのこたっぷり汁そば」を教えてくれましたよ。
最後は“胃腸の疲れ”。ピッタリなのは、独特な粘りが美味しいモロヘイヤ。モロヘイヤのネバネバの成分はムチンと呼ばれ、疲れた胃の粘膜を優しく保護してくれるそうですよ。
モロヘイヤのレシピを教えてくれたのは、日本料理の中嶋貞治さん。「モロヘイヤのとろとろ丼」は、モロヘイヤ同様、ムチンたっぷりの長芋とオクラを使ったトリプルレシピ♪サラサラと食べられてしまうので、食欲がないときでもピッタリですね。
いかがですか?秋バテかも…と思った人は、すぐに試してみてくださいね。(TEXT: 黒沢るか/ライツ)