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コラム

【保存版】きちんと知るともっとおいしい!「基本の和食配膳」マナー

毎日何気なく食卓に並べている料理、実は配膳の仕方に自信がない…なんてことがありませんか?料理道具、うつわ、カトラリーなど、“料理が楽しくなるモノ”が買えるマルシェアプリ『Komerco -コメルコ-』編集部に、基本の和食配膳マナーを教えてもらいました。

和食の基本「一汁三菜」。正しく並べられますか?

こんにちは、Komerco編集部です。先月の11月24日は何の日だったかご存知ですか? 正解は「和食の日」。これは、“いい(11)にほんしょく(24)”という語呂と、実りの秋は食の大切な季節であることから、和食について考える日になるようにと、一般社団法人和食文化国民会議が制定したそう。

ということで、Komerco編集部も和食について見直してみることに。今回のテーマはズバリ、“和食の配膳マナー”について。毎日何気なく食卓に並べている料理、実は配膳の仕方をを勘違いしていた!なんてことがあるかもしれません。正しいルールを知ることは、料理をよりおいしそうに魅せるポイントにも繋がります。そんな配膳のルールと、食卓をより美しく彩るうつわもご紹介します。

まずはここから。ごはんとお味噌汁のいい関係

よく耳にする「一汁三菜」は、和食のベーシックな構成のこと。主食(ごはん)に汁物、主菜と副菜二品を合わせた三菜が基本となっていて、炭水化物や脂質、タンパク質などの栄養バランスもとれた食事です。今回は、その「一汁三菜」を正しく並べられるようになることを目標にしてみましょう!

写真はスタッフ私物の中野知昭さんの「羽反汁椀」大サイズを使用

まず最初のステップは、ごはんと汁物の位置関係について。主食のごはんは手前の左側、汁物は手前の右側が定位置です。小さい頃から「お茶碗は左手で持つ」と教わってきたことを思い出せば、迷ったときも置き場所に困りません。

もう迷わない!三菜の配膳マナーとは?

食材に合わせて色味を選んだ5寸皿

三菜=おかず。魚や肉など、タンパク質を摂取できるメインのおかずのことを主菜と呼び、ミネラルや食物繊維を摂取できる煮物やおひたしなどの野菜類のおかずを副菜と呼びます。この三菜の配膳のポイントは、まず主菜を右側の奥に置くこと。あとは全体のバランスをみながら、副菜を並べます

ここで写真を見ながら復習を。この日の主菜である「イカリングのスイチリマヨソース」は、右側の奥に。イカのおいしさを引き立てるため、イカの赤色の捕色となるブルーのうつわを選びました。

続いて、副菜の「キャベツと鶏胸肉のピリ辛味噌炒め」と「オクラのレモン風味胡麻和え」を並べます。品数が多くてもまとまりがある秘密は、お皿のトーンを統一しているから。汁気があるおかずには、深さがある鉢などが便利ですよ。

飴色が美しい平鉢皿

和菓子用の菓子皿も取り皿に使えますよ

箸休めの「香の物」は真ん中に

お漬物などの「香の物」は、箸休めとして食卓に欠かせないもの。ごはんとセットと考えられるため、「一汁三菜」の副菜にはカウントされません。この「香の物」の定位置は、全体の真ん中にくるように覚えましょう

フルーツなどを盛っても使える豆々皿

この日は「野菜たっぷりマリネ」を。小さくてやや深さのある豆皿がひとつあると、香の物の盛りつけで重宝するはず。

正しいテーブルマナーでおいしい食事を

和食の配膳マナー、いかがでしたか?料理の並べ方だけでなく、一汁三菜という概念をきちんと知っておくと、日々のメニュー決めにも役立ちますよね。また、美しく並んだ和食は、より料理をおいしくみせてくれるパワーがあります。普段から登場回数の多い和食こそ、きちんとしたルールを知って、正しくいただきましょう。

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