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クックパッド編集部が2015年の食トレンドを予測するシリーズ。第2回目は「ゆるロハスごはん」です。
「LOHAS(ロハス、ローハス)」という言葉をご存知ですか?「lifestyles of health and sustainability」(健康的で持続可能性のある、またそれを重視するライフスタイル)の略で、元はアメリカで作られた言葉。いまではヨーロッパ、そして日本などをも巻き込んだ、地球環境保護と健康的な自分たちの幸せな生活をつなぐ大きなライフスタイルブームとなっています。
中でも日本では2005年ごろから、ロハスカフェやロハスレストラン、旅行や雑誌メディアなどあちらこちらに登場し社会現象にまでなりました。10年たった2015年の今年、ロハススタイルは、ゆるやかな形ではありながら多くの人々の暮らしのさまざまなシーンに取り込まれるようになりました。
ビューティーショップ「Cosme Kitchen」などナチュラル&オーガニックコスメが美容業界で大きな支持を得ていたり、あるいはインテリア分野で持続可能性の強い竹(バンブー)などが注目されていたり。ロハススタイルはいまや生活全般にわたって大きな影響を与えています。
こうしたロハススタイルが日本で支持され始めた背景には、バブルが弾けてそれまで絶対的な価値を占めていたお金という神話が崩れてしまったこと。働きすぎ日本人に「ワークライフバランス」という仕事だけじゃなく生活全体を豊かにしていくというメッセージが届いたこと、平均寿命が伸びる中で健康寿命(日常生活に制限のない健康的に暮らせる寿命)が大きな課題になったことなどさまざまな要因があります。 そんな中、2015年おうちごはんは、こうしたロハスの思想をゆるやかな形で継承。まさにいま「ゆるロハスごはん」が花開こうとしているのです。
先日発表した2014おうちごはん番付の中にも、そうしたゆるロハスの流れが顕著に表れていました。それが「アーモンドミルク」や「チアシード」「ピタヤ」など新顔食材。それぞれ、健康やダイエット、美容にいいと今クックパッドでも検索数がじわじわとのびています。
牛乳、豆乳に続く第3のミルクとして登場。一昨年、昨年と国産メーカーによる商品化などによって入手が容易になり、注目が高まっています。
シソ科サルビア属の「チア」という植物の種。植物性たんぱく質、食物繊維、ミネラルを豊富に含みすべてにおいてバランスのとれた「スーパーフード」としていまじわじわと人気に。
いわゆるドラゴンフルーツで、ハワイではアサイーに続くヘルシーフルーツとして流行中。カリウム豊富でむくみ改善に効くなど女性にうれしい点がいっぱいです。
健康的で豊かな食生活は体だけでなく心まで豊かにしてくれるもの。それはなにより自分の、そして愛する家族や仲間の人生そのものを豊かにしてくれるもの。2015年はさらに食の大切さが注目される一年になることでしょう。
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