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コラム

幸せになれる?!スペインの伝統的なクリスマスのお菓子「ポルボロン」の超簡単レシピ【犬養ヒロの気になる料理 vol.6】

ずっと前から気になってるけど「まだ食べたことないなぁ」というお料理は、世の中に無限にありますよね。そんなお料理を、【美味い!早い!超簡単!】料理の探究者である漫画家・犬養ヒロさんが、「家でもできる超簡単レシピ」にして再現! 思わず作ってみたくなるおいしい一品をご紹介します♪

今回の気になるレシピは…「ポルボロン」

いよいよクリスマスがきますねー! ワクワク♪ 今回は、おうちで素敵なクリスマスを楽しみたい…そんな方にピッタリのクリスマスのお菓子をご紹介しますね。その名も「ポルボロン」というお菓子です!!!ご存知でしょうか?

大昔の修道院で生まれた、スペインのクリスマスにはかかせない伝統的な焼き菓子だそうです。一見、普通のクッキーのようですが、口に入れるとホロホロと崩れてしまう繊細な食感が特徴です。

“ボルボ”はスペイン語で「ホコリ」、“ロン”は「崩れる」という意味で、ホロホロと崩れるという意味らしいです。

「ポルボロン」って、名前の響きが可愛いですよね~!フランスでは、「ブールドネージュ」、アメリカでは「スノーボール」とも呼ばれているようです。

口の中に入れて、ホロホロ崩れる前に「ポルボロン、ポルボロン、ポルボロン」と3回唱えると、幸せになれる…という素敵な言い伝えもあるそうです♪

早速、超簡単「ポルボロン」を作りましょう!

「ポルボロン」の超簡単レシピ

材料(30個分)

薄力粉……100g
バター……70g
バニラエッセンス……5滴
アーモンドプードル……40g
砂糖……大さじ1
粉砂糖……大さじ3

作り方

1.生地を作る
ボウルに溶かしたバター、砂糖、バニラエッセンスを入れて混ぜる。さらに薄力粉、アーモンドプードルを加えてこねる。

2.生地を丸めて形成する
1.5㎝ぐらいの団子状に丸めてクッキングシートの上に、くっつかないように間隔を開けて並べる。

3. 焼く
温度調整不要のオーブントースターで10分ほど焼き、粉砂糖を入れたビニ―ル袋の中に入れて振り、粉砂糖をまぶして完成!

※焦げそうな時は、アルミホイルを被せて焼いてくださいね
※温度調整ができるトースターの場合は800〜1000Wで10分程度、オーブンで作る場合は160度で10〜15分程度で焼き加減を見ながら調整してください

気になる「ボルボロン」の探求結果

ホロホロ~!!口に入れた瞬間にサクッホロの幸せ食感で大成功ー!! こんなに簡単に作れて、やみつきになりそうなおいしさです。生地を丸めてトースターで焼くだけなので、小さなお子さまがお手伝いしても、上手に作れちゃいますよ~!

本場の「ポルボロン」は薄力粉を焼いて焦がしたり、バターではなくラードを使ってオーブンで作るそうです。砕いたナッツやシナモンを混ぜたりもして、風味が豊かでさらにホロホロの口溶けらしいですよ。形も丸めるのではなく、棒状やシート状にしてから切って焼いてもいいみたいです。

粉砂糖に、イチゴやココア、抹茶などのいろんな味のパウダーを混ぜて作ってもおいしかったですよ! 可愛い紙でキャンディー包みにしても喜ばれそうですねー!

食べると幸せが訪れるという、可愛くておいしい超簡単ボルボロン。今年のクリスマスにいかがですか?

ポルボロン・ポルボロン・ポルボロン…みなさまが幸せでありますように~☆
気になる方は、ぜひ作ってみて下さいねー!!

他の「ポルボロン」のレシピ

抹茶味

シナモン味

ホワイトチョコ味

犬養ヒロ/漫画家・超簡単料理研究家

漫画・イラスト・動物画・コラム・企画・等々を行う、フリースタイルの漫画家。 anan webにて「犬養ヒロの超簡単ズボラめし」連載中。 【美味い!早い!超簡単!】料理の探究者。豚まんは隣の国まで食べにいく。551と抹茶味に弱い。子どもと動物が好き。 著書に『カラス飼っちゃいました』(ぶんか社)がある。

【Official HP】https://www.hiroinu.com/
【Instagram】hiroinukaiofficial
【twitter】@Hiro_inukai

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