【おりょうりえほん 実験レシピvol.1】「なんで?」「どうして?」実験レシピでお子さんの好奇心・探求心を育てよう!! お料理は実は科学の要素がいっぱい。あっと驚く魔法のようなレシピをご紹介する「実験レシピシリーズ」がスタート
お料理と科学は、実は切っても切れないおいしい関係!
お料理は「なんで?」「どうして?」という驚きがいっぱい。 例えばお肉が焼けると焦げるのはなんでだろう?ケーキが膨らむのはなんでだろう?大人からすると当たり前のことも、子どもの視点を通して料理を見ると、科学的な新たな発見にあふれています。
そんな驚きと発見がいっぱいの「実験レシピ」の連載をスタートします!
実験レシピシリーズ第1回目の今回は、子どもおりょうり研究隊が、みんな大好き「マシュマロ」を使った実験スイーツに挑戦
科学の力でどんな不思議が起こるかな?!
マシュマロ:各色30gずつ
りんごジュース:30ml、60ml、90ml(計180ml)
—— STEP1
まずは3色のマシュマロに、りんごジュースをそそぎます。
白のマシュマロ→ジュース:30ml
緑のマシュマロ→ジュース:60ml
赤のマシュマロ→ジュース:90ml
—— STEP2
電子レンジであたためます。
(ラップをせず、500wの電子レンジで約40秒ほど、ふくらむまであたためます。
ふくらまない場合追加で10秒ずつ加熱して様子を見ましょう。)
—— STEP3
それぞれ形がなくなるまでよく混ぜます。
—— STEP4
容器に入れて冷蔵庫で冷やし固めます。
白はふわふわのムースに
緑はぷにぷにのグミみたいに
赤はぷるんぷるんのゼリーみたいな食感になった!!
—— マシュマロとジュースのおいしい科学
今回ご紹介したマシュマロとジュースを使った、まるで実験のようなレシピにも科学が関係しています。
マシュマロの原料には卵白を泡立てて 作ったメレンゲが使われています。温めると溶けてどろどろの状態になりますが、冷やすと また固まります。固まるのは、マシュマロにゼラチンが使われているためです。
温めるときに加えるジュースの量が少ないと温めた後に メレンゲの泡が残りやすく、これが冷やし固めるとムースのような状態を作り出すことになります。
ジュースが多くなるほどメレンゲの泡がジュースの中に溶けて消えやすいため、冷やし固めるとグミやゼリーのようにぷるぷるとした食感に変化します。
—— 五感を使って感じる力を育む
料理と科学の切っても切れない関係をより実感するにはよく観察したり、匂いの変化に気づいたり、よく味わうといったことを自分自身の感覚を使って経験することが非常に大切です。
料理を作る過程で起こる様々な変化を自分の目や耳、鼻などあらゆる感覚を使って感じるという経験をすると、より食べ物への親近感が湧き、食べる ことへの関心や楽しみが増すことが期待されます。
▼レシピはこちら
お料理の最中には、「なんで?」「どうして?」という驚きがいっぱい!冒頭でも述べたよう、大人からすると当たり前のことも、子どもの視点を通して料理を見ると、科学的な新たな発見にあふれています。
子どもは自分でその「発見」をした時に、キラキラと目を輝かせ、自信に満ち溢れた顔を見せてくれます。 お料理でお子さんの好奇心・探求心を育みましょう!
今回はおりょうりえほんの大人気作品『マシュマロうんどうかい!』で 紹介されている実験レシピをご紹介しましたよ!
絵本・レシピ監修:東洋大学食環境科学部 准教授 露久保 美夏先生
おりょうりえほんは「興味」「素材」「科学」「親子で」「こどもだけで」という5つのテーマの絵本で構成されています。ワクワクが詰まった「科学」の絵本は子どもたちにも大人気!
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