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コラム

ギトギトの油汚れがひと拭きで落ちる!掃除研究家のオススメ「キッチン掃除アイテム」

おそうじペコ

掃除研究家。資格と主婦経験を活かした掃除術が好評。

【おそうじペコの"ラクして楽しむ"キッチン掃除術vol.1】主婦歴もうすぐ30年。料理も裁縫もてんで成長しないのに掃除に対する情熱だけは人一倍のおそうじペコです!日々探求し続けてきた結果、掃除研究家を名乗るようになりました。そんな掃除研究家・おそうじペコが、ラクしながら楽しく続けられるキッチン掃除術をみなさんに伝授します。

おそうじペコ愛用の「キッチン掃除アイテム」とは

私はキッチン掃除を調理・片付けとセットで考えるようにしています。 調理しながらサっと周囲を拭いたり、食器洗いの後にシンクや排水口をパパっと洗い流したり、「きっちり掃除」するのではなく作業の流れの中に組み込むことで、無理なくプチ掃除を継続しやすくなるからです。 汚れの頻度が高いキッチンだからこそ、ラクに続けてキレイをキープすることが大切なのではと思います。

さて、連載第1回は、ご挨拶代わりに私がキッチン掃除で愛用している選りすぐりのアイテムをご紹介したいと思います。

1.クセがないから扱いやすい洗剤2本

キッチン特有の油汚れに強い洗剤と、中性タイプなのに除菌までできる洗剤を使用しています。どちらも優秀なのにクセがなく、使いやすい洗剤です。

アルカリ電解水

油汚れの多いコンロ回りで大活躍するのが、アルカリ電解水です。油汚れに対する洗剤効果の基準にアルカリ性の強さ(PH)がありますが、重曹水PH8弱、セスキ炭酸水PH9.8に対しアルカリ電解水はPH12前後ととても高く、その分しっかり油汚れを落とすことができます。

(使用感はほぼ普通の水です。)

水を電気分解して作られているので、無色透明で泡立ちも香りもありません。洗剤成分が残らないので二度拭きする必要もありません。こんなに使いやすいのに、100円ショップで気軽に購入することができます。

素手で使用すると手荒れしやすい点とアルカリに弱い素材(アルミ、銅、コーティング加工してあるものなど)に使えない点だけ注意が必要です。

クイックルホームリセット泡クリーナー 花王

冷蔵庫の表面や炊飯器、コーヒーポットなどの調理家電は調理中の油とホコリが混ざったベトベトした汚れがつきやすいのですが、何でお手入れをするべきか迷うことがありますよね。

アルカリ電解水は汚れをよく落としますが、表面加工してある家電製品のほとんどはアルカリ性の洗剤は使えず中性洗剤でのお手入れが推奨されています。そこで、もう1本愛用しているのが「中性」タイプの洗剤、花王製品の「ホームリセット泡クリーナー」です。

泡状のスプレーで無香料、サラリとした使用感です。ベタベタした汚れもスッキリ落とすことができて、速乾性があり除菌もできるので清潔に保ちたい家電製品のお掃除や調理台、冷蔵庫掃除に便利です。

中性なので、家電製品のつるっとした表面コーティングを変質させる心配がないのがポイントです。

2. なくてはならない小物たち

これがあると掃除がラクになる便利なアイテムをご紹介します。

「ウエス」

ウエスとは使い捨てのぼろ布のことです。 不要になった古着やタオルなど綿素材のものを小さくカットして、キッチンにセットしています。

(ギトギト汚れもウエスでひと拭きするだけでスッキリ落ちます。)

油が残った食後の食器、調理後のフライパンなどは乾いたウエスで拭き取ってから洗うだけで、洗剤とお湯の節約につながります。またシンクや排水口の汚れ防止になります。

他にもコンロ回りのお掃除や、汚れた床をさっと拭きとるなどプチ掃除にも活躍します。

ロングピンセット

キッチンにピンセット?と意外に思われるかもしれませんが、一本あるといろんなことに使用できます。

換気扇や吊戸棚の上部など手の届かない高所もぞうきんをピンセットではさめば、ワイパーなど道具を使わずに気づいたときにすぐ拭き掃除ができます。

コンロの排気口やグリル内部など細かい場所も、洗剤をつけたウエスをピンセットにはさんで奥の方まで汚れをふき取ることができます。

100円ショップで購入できますが、なるべく柄の長いロングタイプがおすすめです。衛生用品ではなく手芸用品にあるので探してみてください。

「プロたわし」

100円ショップセリアで販売しています。 不織布素材のやや固めの掃除用スポンジで、好きな大きさにカットして使用できます。 面で密着するので、スポンジやブラシより無駄なくこすり落とすことができます。

鍋のコゲつき落とし、コンロ台のお掃除はもちろんシンクや排水口のお掃除まで一枚でいろんな場所のお掃除に使えます。

乾きやすいので、洗って干せば数回使用可能なのでクタクタになるまで使い倒せる便利アイテムです。

類似品がいくつかありますが、要チェックなのが使用できる素材欄です。おすすめは使用できる素材が多いタイプのものです。 コゲ取り用の固めタイプのものは使用できない素材が多いので注意してください。

忙しい中でもキッチンを綺麗に保つコツ

この他にも愛用掃除アイテムはいろいろありますので、今後活用術などもあわせてご紹介していきますね!

食材の準備、調理、片づけまで作業が多い分、さまざまな汚れが蓄積しやすい場所がキッチンです。いつも清潔にしておきたいけれど、忙しい日常の中ではなかなかそうもいかないもの。 この連載では、キッチン掃除を楽しみながらラクしてキレイをキープできる面白いアイディアや掃除術をお伝えできたらと思っております。

朝起きてピカピカのキッチンに向き合えばその日のモチベーションも上がり、仕事や家事の能率もきっとあがるはずです。 ぜひ一緒に、キッチン掃除術を楽しんでいきましょう!

おそうじペコ

掃除研究家。資格等「ハウスキーピングコーディネーター2級」「掃除能力検定士5級」主な著作物「暮らしを楽しむお掃除エッセンス」「魔法の1分そうじ」「お掃除やる気スイッチ」「ゆるく身につく家事のきほん」等。SNS、メディアを通じて掃除に関する情報を発信しています。日々、暮らしに役立つ掃除術について探求中。

執筆者情報

おそうじペコ

掃除研究家。資格等「ハウスキーピングコーディネーター2級」「掃除能力検定士5級」主な著作物「暮らしを楽しむお掃除エッセンス」「魔法の1分そうじ」「お掃除やる気スイッチ」「ゆるく身につく家事のきほん」等。SNS、メディアを通じて掃除に関する情報を発信しています。日々、暮らしに役立つ掃除術について探求中。

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