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コラム

便利だけど実は…?倹約家FPが「ウォーターサーバーを使わない」理由に納得

丸山晴美

調理師資格を持っている食費節約が得意なFPです。

節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんの「食費節約レッスン」で、貯め上手・遣い上手になりましょう。今回は、倹約家の丸山さんがウォーターサーバーを使わない理由について聞いてみました。

一家に一台あれば、災害時にも安心などなにかと便利なウォーターサーバーですが、節約家の丸山家では設置していません。なぜ使わないのか、その理由を金銭面とそれ以外の面で紹介します。

理由その1 毎月コストがかかる

ウォーターサーバーの本体は無料でも、毎月一定数のボトル購入が必要となる、いわゆる水のサブスクリプションサービスなのがウォーターサーバーの基本的な契約です。契約によっては、2年や3年定期縛りがあるものもあり、毎月数千円を払って定量を購入しなくてはならない契約は、経済的に負担を感じるためです。

また、事情があって途中解約しなくてはいけない場合は、解約金が発生する場合もあり、ライフスタイルの変化が多い人にはおすすめできません。

理由その2 浄水タイプのウォーターサーバーにはボトルはないが…

ウォーターサーバーには一般的に、ボトルタイプと浄水タイプがあります。ボトルタイプは毎月ボトルを購入しますが、浄水タイプはウォーターサーバーに直接水道水を入れるため、ボトル購入をする必要もボトルのゴミもでません。しかし、月々のサーバーの本体使用料、フィルター代、水道料金と考えると割高かつ、サーバーに都度水を入れるのが面倒だと感じました。

理由その3 電気料金がかかる

ウォーターサーバーの電気料金は月500~1000円ほどと言われています。お湯が出るタイプは常に一定量を保温をしている状態ですので、すぐにお湯が使えるのは便利ですが、使用頻度や値上げが続く電気料金を考えても、それを超えるメリットを感じることができませんでした。

理由その4 置き場所がない

「A4用紙1枚分のスペースに置けます」といったうたい文句で、勧誘されたことがあるのですが、我が家にはそのスペースすらないという残念な状況…。また、大きなボトルを保管するスペースがないことが決定的な理由です。また、ボトルの空き容器を次回の配達時に返却もしくは使い捨てなどさまざまな形態がありますが、返却の場合はストックのボトルと空き容器の保管する必要があるのも置き場所に困るためです。

理由その5 浄水器で十分だと思った

これが結論にもなりますが、ウォーターサーバーではよくペットボトル換算で、ウォーターサーバーの方がお得であると試算されています。しかし我が家ではキッチンの蛇口に直接つけるタイプの浄水器を使用しており、特に不満もなく1リットルあたりのコストも安いため、ウォーターサーバーの必要性を感じません。

使用しているカートリッジも小さく収納に困らず、必要なときに必要な分購入すればよいので毎月の負担もありません。

結論として、ウォーターサーバーの設置スペースがあり、すぐにお湯が欲しい、美味しいお水がいつでもすぐに飲みたい!災害時の対策をしたい!という方にはおすすめですが、浄水器で十分なら金銭的にもスペース的にもベストな選択ではないかと思います。

画像提供:Adobe Stock

丸山晴美さん

旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。食費はもちろん生活全般の節約術・ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなど様々なメディアで活動中。
公式ホームページ「らくらく節約生活」はこちら>>

執筆者情報

丸山晴美

旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。食費はもちろん生活全般の節約術・ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなど様々なメディアで活動中。

資格

節約アドバイザー、FP、ファイナンシャルプランナー(AFP)FP技能士2級、消費生活アドバイザー、調理師、宅建士(登録)

webサイト・SNS情報

公式HP:らくらく節約生活 https://www.maruyama-harumi.com/
ゆとりうむプロジェクト理事https://yutorium.jp/

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