よく冷奴の上にのっているのがショウガのすり下ろし。みんなが大好きなから揚げの味つけにも使われるよ。一年中あるものだけど、今の時期だけ新ショウガという、取れたてのものが売られるんだ。
ふだん売っているショウガよりも、白っぽくて茎のつけ根がピンク色をしている。ゴツゴツした形がおもしろいね!
土の中にできる。根っこと思われがちだけど、実は地面の中に伸びた茎の部分なんだって。
薄切りにして漬け物にしたりするよ。お寿司や冷やし中華に添えて食べるよ。
真ん中が白くてまわりはピンク色。お花のつぼみみたいに、真ん中がふくらんでいて先がシュッとしているよ。
ショウガと同じように、土の中にできる。やっぱり根っこではなく、茎なんだって。
刻んで、そうめんや冷奴にのせて食べるよ。お味噌汁に入れてもおいしいよ。
初夏から夏にかけて、大葉などの香味野菜が旬を迎えます。そうめんや冷奴など、夏の料理にも欠かせない野菜です。食欲を増進させる効果や殺菌効果も高く、高温多湿の日本の夏には古くから使われてきた生活の知恵でもあります。
料理の脇役的存在であり、子どもにはあまり馴染みのない野菜ですが、料理に添えられていることに「意味があること」をこの機会に伝えてみてはいかがでしょうか。匂いをかぐだけでも、子どもには五感を使った体験になることでしょう。(TEXT:松崎祐子)