おうちでバターを作ろう！　〜vol.1〜

今回は生クリームと塩を使って、バターを作ります。

生クリームがどんどん形を変えて、お店で売っているようなバターに変身する過程は、子どもでなくても興奮しますよ♪ぜひ挑戦してみてくださいね。

所要時間：15分　予算の目安：320円　レベル：☆☆　
※カッターを使用します。火や包丁、電子レンジは使いません

生クリーム（乳脂肪45％または47％のもの）・・・200ml
塩・・・小さじ1/4

500mlのペットボトル（洗って水気を切ったもの）、 じょうご（あれば）、 カッターナイフ 、 ボウル２個、 ザル、 キッチンペーパー、 ゴムベラ

１　ペットボトルにじょうごを使って、生クリームを入れます。
２　１のペットボトルにしっかりふたをして、よくふります。中にいれた生クリームが水分と固形に分かれ、固形がころころとひとかたまりになるまで、10分ほどふり続けます。
３　カッターでペットボトルを切り、口を開けます。危ないので手元には気をつけましょう。
４　ボウルにざるを重ね、ペットボトルの中身を移します。カッターで切ったペットボトルの口の部分が危ないので、大人がやってください。
５　キッチンペーパーで４の中身をつかみ、軽く手でしぼり、別のボウルに入れます。
６　ゴムべらで押すように練り、残っている水分をしぼりだします。まだ水分が出るようならさらにキッチンペーパーで水分を吸い取ります。
７　６に塩を加え、ゴムベラでよく混ぜます。なめらかになったら、器に入れて完成！

ふっている時間によって、ペットボトルの中身が変化します。写真を撮って比べてみてもいいですね♪
１分経過　・・・とろっとした感じがしてきて、重くなってくる。
５分経過　・・・ホイップクリームの状態。真っ白で中が見えない。固形っぽくなって、ふっても動かない。
７分経過　・・・固体（乳脂肪）と液体（水分）に分かれ始める。
10分経過　・・・完全に乳脂肪分がころころとひとかたまりになる。この状態になったらバターの状態に。

生クリームの中には水分やたん白質や乳脂肪分など、いろいろな成分が含まれています。そしてその中の乳脂肪分は、たん白質の膜に包まれています。それをペットボトルに入れて振ることで、たん白質が破れ脂肪同士がくっつき、大きくなってバターになるというわけです。 子どもはなかなか正しい答えにいきつかないかもしれませんが、いろんな想像をして仮説をたてると楽しいかもしれませんね。

乳脂肪の％の数字が大きいと、それだけ乳脂肪分が多いことを表します。ということは、ぶつかってくっつき合える仲間が多いということ。そのためバターを作るスピードが早くなるということと、できあがるバターの量も多いということになります。乳脂肪36％タイプで試したら、どんな結果になるか（プロセスは？時間は？出来上がり量は？）などと比較してみるのもよいですね。

できたバターはそのままでもおいしいですが、次のようなアレンジをするとさらに楽しいですよ♪　

作ったバター25ｇに、焼きたらこ（ほぐしたもの）10ｇを混ぜる。

バター25ｇに、きなこ、グラニュー糖各大さじ１／２を混ぜる。

作ったバター25ｇに、青のり大さじ１／２を混ぜる。

アレンジバターにクラッカーを合わせれば、オリジナルおやつのできあがり♪　食べ比べパーティもおすすめです。また、おうちにあるものでもいろいろアレンジを楽しんでみてくださいね。

１）身だしなみを整えよう！
□エプロンをして、手を洗ったかな？
□上着のそではまくっているかな？
□髪が長い場合は結んでいるかな？バンダナを巻くのもおすすめ
□調理台やテーブルの高さはちょうどいいかな？（合わないときは踏み台を）

２）料理の前に必ず準備を
□使う道具を全部だそう
□材料は用意できたかな？分量も先にはかっておこう！

3）火、包丁、電子レンジをつかうときは、大人もいっしょに
料理はおもわぬケガ、事故につながることがあります。大人といっしょにくれぐれも注意して行いましょう

４）片づけまでしっかりと！
□使った道具や食器は片づけよう
□キッチンのまわりやテーブルの上もきれいにふいて、きちんと片づけたかな？
□ごみも分別してきちんと捨てたかな？

動画出演：パックン　動画制作：モバーシャル　ヘアメイク：河岡芳枝　レシピ開発：クックパッド編集部　TEXT:松崎祐子　
撮影協力:ダイソー（商品：カッターナイフ 、ボウル、ザル、ゴムベラ ＊店舗によっては取り扱いのない店舗がございます。ご了承ください）